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医療

患者とのコミュニケーションのスキルの問題

投稿日:2015年10月9日 更新日:

今のご時勢、一方では医者より学歴の高い患者さんは、とくに都会ではたくさんいるし、インターネットを駆使して相当の知識を持つ患者さんも少なくない。その一方で、学力低下のせいか、かなりわかりやすく説明しないと、ろくに理解できない患者さんや患者家族もいる。

しかし、医者である以上、どちらにもきちんと説明はできないといけない。どちらか片方にしか、しっかりと説明することができないなどということではいけないのである。

必要なのは、患者さんとのコミュニケーション・スキル(これは、手術の前からの関係性をつくることも含む)と、十分な説得力を持つ説明能力のはずだ。ところが、こういうことは意外に医学部に入ってから勉強しないし、医者になってからも教えてもらえない。

今の大学の先生方、とくに教授クラスは、「患者より医者のほうが圧倒的に偉く、力関係も上で、しかも自分のほうがずっとインテリジェンスも高い」と思っている人が多いから、こういう対応が難しい。

どういう形で、トレーニングが可能なのか?民間のように顧客サービスの講習を受けるべきなのか?臨床心理学や精神医学の先生方(大学の精神科の先生方は薬の専門家ばかりで、カウンセリングをろくに勉強していないのが問題なのだが)に頼ればいいのか?少なくとも医者にとって新たな課題が出現したのは確かなようだ。

患者さんを助けるためなら

「患者さんを助けるためなら、どこまで許されるのか」ということを考えるうえでの格好のテーマ。二〇〇六年に宇和島徳洲会病院で、臓器売買による腎移植があったかと思うと、同じ病院で病気の患者から摘出された腎臓を移植していたことも明らかになった。

法に触れる行為であり、医者がそれを勧めると医者まで捕まることになる。ただ、腎臓が悪くて人工透析を受けている多くの患者さんにとっては、臓器を買ってでも移植を受けたいということがあるのも事実だ。

これはマスコミでも大きく取り上げられた問題ではあるが、移植医療であるとか、あるいは医師としての究極の問題である。

宇和島徳洲会病院が世間で注目されるようになったのは、お金を払って他人に臓器を売ってもらい、それによって移植を受ける臓器売買事件が、この病院で起こった。患者さんを助けるためなら、どこまで許されるのか。

-医療

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