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医療

看護婦が老人からサルと言われた夜

投稿日:2015年4月4日 更新日:

3度の食事が終わっても、ちょっとするとおなかが空いてたまらない。ガマンできずに、階下の売店にノソノソと降りて行ってはパンや菓子を買いあさり、そのたびに看護婦たちに優しくたしなめられてシュンとなっていた。Mじいちゃんは素直で穏やかな性格だが、食べ物に対する執着心は、かなりなものだった。心臓病をわずらい入院中のMじいちゃんは、近ごろ少々ボケ気味である。

そんなじいちゃんが夜中にベッドを抜け出してウロウロするようになったのは、つい最近のことだ。いつも売店へ行こうとするらしいのだが、病棟は真っ暗だし、だいいち売店は開いていない。これも食べ物を求めての行動だろうが、寝ボケているものだから、いつも迷子になってしまい、夜勤の看護婦に付き添われて帰ってくる。

そんな毎日がすぎ、やがて心配していたことが起きた。夜中の病棟を俳個中、じいちゃんは心臓の発作に襲われたのだ。胸を押さえてうつぶせに廊下に倒れているじいちゃんを見つけ、ただちにベッドへ運ぶ。巡回係の知らせを聞いて、ナースセンターからバラバラと看護婦たちが駆け出す。

じいちゃんの四肢をどうにか持ち上げ

看護婦たちはじいちゃんの四肢をどうにか持ち上げ、4人がかりで抱えていった。といってもMじいちゃん、身長170センチ、体重80キロと、こう見えても体格は立派である。心配したMじいちゃんの心臓はさいわい処置が早く、大事に至らなかった。ああ、ありがたや、白衣の天使たち。

翌日、お気に入りの看護婦相手に昨夜見た夢物語を得々と話し出すじいちゃん。白いちゃんちゃんこを着た4匹のサルが、ワシを抱えて誘拐しょうとするんじゃ。おかげでせっかくもらったドラ焼きを喰わずじまいじゃったよ。天使からサルへ、食べ物の恨みとはホント恐ろしいものである。なんだか恩をアダで返された気分。だれが、サルじゃ!と、叫びたくなるのを必死で抑えた看護婦たちだった。

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