雑学

ゴロゴロという雷の音の正体は?

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ゴロゴロという雷の音の正体は?

ゴロゴロという雷の音の正体は何か?昔の人は、雪とは太鼓をもった鬼たちの仕業で、彼らが太鼓をたくさん打ち鳴らしているものだと考えていた。しかしもちろんこれは迷信であり、現在では雷の正体は電気であることがわかっている。

雷は積乱雲のなかに発生する。この大きな雲のなかでは秒速三〇メートルもの激しい上昇気流が吹いており、地上の空気を一分間で一・八キロメートルの上空へと運んで、六分後には一〇キロメートル以上もある雲の頂上へと運ぶ。

地上の空気が寒い上空へ昇ると冷やされて雲粒が氷粒に変わる。この時に、雷が発生するのだ。雷の周囲では気温が一万度以上になって、空気が瞬間的に膨張する。

そして膨らんだ空気は急激に冷えて縮んでしまう。この作用によって空気が震えて音になるわけだ。ではなぜ雷の音はゴロゴロと鳴るのだろうか。近くに雷が落ちた時には、激しい音がする。ところが遠くに離れると、ゴロゴロと鳴るのである。

これは距離の関係で、稲妻は一瞬にして長距離を走るが、音のほうは一秒間に三四〇メートルしか進まないので、近いところの音のほうが速く届き、遠くのところの音は遅く届く。このように、異なる場所から発生した音が強めあったり弱めあったりしてゴロゴロと聞こえるのである。

また、雷の電気が流れる空気から出ている音でもある。そのため、雷が通過する部分の空気から満遍なく音が鳴っている。雷が光ったあと10秒後にゴロゴロと音が聞こえたとすると、距離にして、3400m離れていることになるそう。

あと、雷がギザギザに見えるのは、本来電気を通さない空気中を無理やり切り裂いて進んでくるために、進んでは止まりをと繰り返しながら地表に到達するために直線的ではないのだそうだ。

桜前線は南の島では北から南下するの?

桜の開花予想は、気象台や測候所で基準となる桜の木を決めて、毎年同じ木で観測して発表している。この木を標本木といい、標本木の花が二、三輪咲いたことを開花、八割咲いた状態を満開という。開花から満開までは本州では約一週間だ。あらかじめ標本木の開花と気温の関係を算出しておいて、秋から冬の気温経過と春の気温予報から桜の開花予想を発表する。

秋から冬に寒さが訪れて、春に暖かくなると開花時期が早まる。秋から冬の寒さがなぜ関係するかというと、桜などの植物は夏につぼみをつけた後、休眠状態に入るからだ。秋から冬にかけてある程度の寒さを経験すると、植物は休眠状態から眼を覚まして開花に向けての準備をはじめる。この期間の寒さが弱いと休眠打破が充分に行われず、寝ぼけた状態で春を迎えることになる。こうなると、どんなに暖かくなっても開花が遅れてしまうのだ。

このようなことが原因となって、伊豆諸島や南西諸島では桜は北から咲く。これは南の島では冷え込みが弱いために休眠打破が充分におこなわれないが、冷え込みの強い北の島では休眠打破が充分にできるからだ。それゆえ桜の開花前線は北から南へと進むこととなる。本州ではまず考えられない現象であろう。

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