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心理学

依存型パーソナリティに対する評価

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自分が頼っている周りの人々はすべて、自分の手段、道具になる。これが自己愛型依存である。こうした依存型のパーソナリティに対する評価は、日米の間にかなり大きる。日本人の場合には、「甘えの構造」と言われるように、お互いつことに許容度が高く、むしろ依存できない人のほうが不適応になうと、一定の権威や、目上や指導者にいつも従っていて、相手の指示や命令を仰ぎ、自分の独自の意見を持てないという意味での権威主義的依存型が主な問題になっている。

依存型パーソナリティの傾向は、マゾヒズム型パーソナリティと時によっては表裏をなす。しかし、依存型でありながらマゾヒズム型になる傾向を持つ人がいるかと思えば、一方では自己愛型の人もいる。つまり、自分の依存を依存としてあまり自覚しないで、むしろ否認して、みんなは僕のことが好きなのでこんなに世話してくれるのだとか、すばらしい才能があるから大事にしてくれるのだ、などと自分に都合のいいように自分の依存関係を解釈したり、合理づけたりする。

日本でも古いタイプの会社人間の中では、権威主義的な依存パーソナリティの人が重要な役割を果たしていた。会社のために滅私奉公し、自分の生活から会社生活を引いたらゼロになるといった生活の仕方であるが、こうなると、実際には会社に依存して暮らしているのだが、会社に滅私奉公するという意味ではマゾヒストである。

「会社の」から「会社」がなくなったとき

封建時代から近年までの日本でも米国でも、古い家に拘束された女性の地位に由来する、家長の権威に対して自分自身を主張できないための依存型の女性が多かった。この傾向のもっとも極端な場合が、現代のインドではまだ見られる。

定年退職などでにわかに「会社の」から「会社」がなくなったとき、自分がどんなにその会社にご奉公しながら、実は依存していたかという自己の現実に直面することが多い。この意味での日本的会社人間には、会社に対する特有な依存が心の中で非常に大きな比重を占めていたのであった。

-心理学

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