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医療

医者への謝礼は過去の遺産-今はサービス提供が勝負

投稿日:2014年11月17日 更新日:

謝礼を渡さなければ手術で手を抜く、などということがこの現代にあったら、それこそ謝礼どころか訴訟の対象になります。今は、病院側が決められた診療報酬で患者に対してどれだけのサービスを提供できるかと競争する時代です。

しかし、多くの病院では、ナースステーションなどの壁面に、医師、看護師への謝礼は一切お受けいたしませんといった張り紙が貼られています。これは、いかにいまだに正規の金額以外のお金がやりとりされているのかという証明にほかなりませんが、一応、謝礼は無用というのが今の病院の現状です。

しかし、謝礼を渡しても医療の中身は変わらないのです。ある医者は、ある週刊誌の連載記事で医者と謝礼にまつわる体験談を読者から募ったことがあります。謝礼を受け取るのはワイロではないか、病院は患者や家族の不安につけ込んで、いいカモにしていると、不平、不満が寄せられました。中でも、一番多かった手紙の内容があります。それは、謝礼を渡したのにもかかわらず、特別なことはなにもしてもらえなかった、というものです。

一回につき五万円から一〇万円程度

一回につき五万円から一〇万円程度などというのは入院時、手術時、退院時のことで、これでは一五万から三〇万円も渡すことになります。名医に執刀してもらうには最低五〇万円渡さなければなどという話が飛び交っていたことも確かに以前はありました。これもおかしな話で、患者は公平に医療サービスを受ける権利があるのですから、他の患者と差を付けることなど到底許されません。

けれども、とくに高齢の方などは、そうはいってもやはり謝礼はしたほうがいいのだろう。他の人たちはどうしているのだろう。どのくらい渡しているのだろう。この張り紙は逆の意味を持っているのではないか。と気になっているでしょう。

普段は謝礼は必要ないと考えている人でも、やはり手渡したほうがいいかもしれないと悩んでしまいます。病気は患者も家族も弱気にしてしまうのです。しかし、とにかく、謝礼を渡さなければきちんとした医療がおこなわれないようであれば、そんな病院はいずれ潰れてしまうでしょう。

病院間で過当競争がおこなわれ、患者が集まらずに倒産する病院もでています。付け届けや謝礼などという話は、それこそ前世紀の遺物のようなものです。

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