雑学まとめ

当サイトでは、明日すぐに友達に話したくなるような、あらゆる情報を紹介しています。

医療

医者の付け届けの相場を知らない人へイタズラをした話

投稿日:2015年4月13日 更新日:

U氏は広告代理店に勤める41歳。明るくて茶目っ気たっぷりのキャラクターだが、仕事のムリがたたって、十二指腸潰瘍を患ってしまった。やむなく自宅近くの市中病院に入院し、手術を受けた。病気のことや仕事のことを面白おかしく語るU氏のまわりには、いつも人の輪ができていた。同じ病室にいる、大腸ポリープで入院したG氏。こちらも話し好きではあるのだが若い頃は月に一度はヨーロッパに買いつけに行っていた時計は10個以上持っているといった自慢話か、嫁は気がきかない〇〇のウナギはまずくなったなどという文句ばかり、くどくど繰り返すものだからたまらない。

大手百貨店の経理部にいただけあって、服装身だしなみはさすがにこぎれいだが、どうも6人部屋の、他の患者になじめない。逆に、話し上手なU氏は、病院内でも人気者。さいわい術後の経過もよく、来週末には退院を控えている。医者や看護婦でさえも、暇さえあればU氏の病室に顔を出すほどである。だが、G氏にほうは煙たがられてだれも相手にしなくなった。面白くないのはG氏である。看護婦や医師も検温や巡回以外は寄りつかない。

おもむろに口を開いた

どうしてあいつばっかりモテるのかと、常にU氏をねたみと羨望の入り交じったまなざしでみつめていた。あるとき、偶然病室でU氏と2人チャンスとばかり、おもむろに口を開いた。きみは、ずいぶん医者たちに人気があるようだが、いくら包んだのかね?U氏は一瞬意味がわからず黙っていたが、もちろんU氏は、医者へのつけ届けなどしていない。相手が重ねて私は2万だがとつぶやいたのを聞き、ようやく合点がいった。

だがこういう手合いと、マトモに話し合おうとしてもムダである。そこでイタズラ心をおこしたU氏は、冷やかな目でG氏を見つめた。えっ、2万、ですか?それを聞いたG氏、思わず顔を赤らめた。以来G氏は、相場を知らなかったとすっかり自信をなくしている。口には出さないものの、2万じゃ足りなかったのかと考えているのは明らった。ちょっとやりすぎたかなそんな彼を見るにつけ、とU氏の心はちょっびり痛むのであった。

-医療

執筆者:

関連記事

no image

研修医が疲れでウトウトした時に行われるある方法

一人前の医者になるには鈎(こう)引き3年かかるといわれている。研修医も1年、2年生あたりはすべてにおいて半人前扱いである。つねに寝不足で、おなかもペコペコ、おまけに風邪気味で、体のどこかに青アザかコブ …

no image

高病原性鳥インフルエンザウイルスパンデミックの脅威

高病原性鳥インフルエンザウイルスH5N1というインフルエンザパンデミックが、過去に大きな被害をもたらしました。 当時、「鳥インフルエンザ」という名前で、日本中を震撼させましたが、鳥インフルエンザが、人 …

no image

暴力を振るった時の記憶がなくなることがある

犯行のあとで、本当に何もなかったように思えてくるというケースがある。心理的に耐え難い出来事が起こった時に、記憶として抑圧することで、本当に何もなかったように思えてくることがあるという。 記憶として抑圧 …

no image

ベンチレーターとは人工呼吸器のことを指す-用語集

医者しか知らない、医者の間だけで通じる用語がいくつもある。ここではそんな、医師の間で使われている用語をいくつか紹介していこう。一般の人が日常生活で使うことはないと思うが、病院へ行ったときに、医師の会話 …

no image

ひきこもりとは?モラトリアムという概念

近年、ひきこもりになる成人が増えているという。ひきこもりというと若者のイメージがあるが、30代、40代になっても引きこもりのままという人もいるのだ。 生まれつき不安感が強かったり、どこかで大きな挫折を …