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心理学

一夫一婦制は遺伝子のなせる業

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一夫一婦制は遺伝子のなせる業。メスにとって一雌一雄関係が必要不可欠になるにしたがって、それがオスにとっても都合がよくなってきた。オスにしても、大勢のメスを守り、それぞれに食料を与えることなどできない。

木々から降りて地面や開けた平原を歩きはじめ、晩のおかずを得るために手に棒や石を持つようになると、メスの負担が大きくなって片腕に九キロのむずがる子どもを抱えながら、もう片方の手で根を掘り起こしたり、小動物を捕ったりするなど、若い母親にできるだろうか?ずっしりとした肉のかたまりを腕に抱えながら、舌なめずりする腹を空かせたライオンから大急ぎで逃げることなどできるだろうか?

葉の生い茂った世界では、母親は両手を自由に使えたおかげで、果実や野菜を集めることができた。捕食者がいても、安全な高い場所まであっという間に逃げることができた。初期の女性たちは食料や保護を求めてパートナーを必要としはじめたのではないか。少なくとも、子どもを抱え、育てているあいだは。

メスの集団を惹きつけることに成功したとしても

メスの集団を惹きつけることに成功したとしても、ほかのオスがそこに加わって求愛をはじめ、おそらくその一部を盗んでいってしまっただろう。しかし食料を与え、保護する相手がメスひとりとその子どもだけとなれば、話はちがってくる。だから、祖先たちが危険な大地での生活に慣れるにしたがって、一雌一雄関係はメスにしてみれば必須で、オスにしてみれば実用的なものとなっていった。

男女差は、現代の男女差とほぼ一致している。人類学者たちはふつう、メスとオスのからだのサイズのちがいを測ることで、その種がどのような社会的グループを形成していたかを判断する。このサイズのちがいから、初期の親戚たちは今日と同じような社会的ユニットを形成していたと考えられる。

一夫一婦制がはるか昔から進化してきたという証拠がいくつかある。最近、三五万年ほど前に暮らしていた、アウストラロピテクス・アファレンシスとよばれる男女の骨格サイズが再測定された。その結果、男性の骨格のほうが女性のより少し大きいことがわかった。一度にひとりの相手とだけペアを組む人間の習慣、つまり一夫一婦制が進化していったのではないか。

-心理学

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