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犬の吠え声-猟師たちは意図的に声の調和がいい犬を選ぶ

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集団になった犬の吠え声はきわめて音楽的で、猟師たちが意図的に声の調和がいい猟犬を選ぶことがある。たとえば、一六一五年にジャーヴァス・マーカムは、声質の異なる猟犬の組み合わせ方を紹介している。美しい合唱を作る方法として、彼は次のように勧めている。まず深く堂々とした声をもつ犬型の犬を何頭か選ぶ:合唱団のバスを受け持たせるのだ。次にその倍の数で朗々と響く声の犬を揃える。これはカウンターテナーである。いかなるときも、匂いを嗅いで発見の声をあげる犬がいる一方、群れとともに黙って走る犬もいる。

群れの仲間が交代で匂いを追跡するので、全員が同時に黙りこむことは絶対にない。追跡の中で、獲物発見の吠え声は非常に重要な役割をはたす。声で猟師は犬の群れの位置を常に把握することができる。さらに吠え声をあげる犬の数とその声の強さからも、匂いの強さと鮮度が伝わり、獲物がどの辺にいるか猟師に目安が与えられる。そして狩猟用ラッパによる合図が、群れの動きに指示を与えることになる。

馬に乗った猟師と一緒に

よく通る甘い声の犬を数頭。これは中音部である。この中に一、二頭小型でよく歌うビーグル犬を混ぜると、さえずるような高音が加わることになりバランスの良いシンフォニーがかもし出される、という。また、嗅覚獣猟犬は特殊な要求に合わせて改良に改良が重ねられた。たとえばフォックスハウンドとビーグルは馬に乗った猟師と一緒に、前者はキツネを、後者はウサギを追って走るように改良された。

フォックスハウンドはキツネのことだけを考え、ほかの匂いは無視し、常に最も新しい臭跡を追うように作られた。彼らが走る速度のおかげで乗馬の技術に鮮やかな、ときには危険な見せ場が加わることになり、典型的な狩猟スタイルが田園の中での激しい競走へと変わった。信じがたいスタミナと活力の持ち主である。反対にバセット・ハウンドなどの嗅覚獣猟犬は、意図して背が低く重く作られている。これはウサギやアナグマなどの狩りで、徒歩で行く猟師を追い越さないためである。

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