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犬の順応性が発揮された例

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学習の行程はじつに簡単で、日常の中での偶然のできごとがきっかけだった。家を訪れたひとりの客は、ケアーン・テリア犬が、キッチンの床に置いてあるからになった水の皿を私のほうへ押し出す姿に驚嘆した。私が水がほしいのかい?と訳ねると、彼はうれしそうにひと声吠え、尻尾を振りながら私が皿に水を入れるのを見ていた。犬は三〇センチばかり皿を押してから、私の顔を食い入るように見つめた。

私が知らんぶりをしていると、彼はまた数センチ私のほうに皿を押し、もう一度私を見あげた。いつもの場所に私が容器を置くと、犬は待ちかねたようにたっぶりと水を飲んでから、満足げに部屋を飛び出していった。客人は、犬に充分な思考と計画性と理解力があったからこそできたと考えたようだが、実際には順応的知能が発揮された、かなり初歩的な例にすぎない。

実践的コンポーネント

金属製だったために、皿は硬い床の上でカラカラと大きな音をたてた。たぶんその音を聞いて私が容器に水を入れにゆき、犬は心ゆくまで飲むことができた。犬が順応し、行動を修正したのは、おそらくある日、水の皿がほとんどからなのに気づき、最後の一満を舐めようとしながら、床の上で容器を数センチ押し出したとき始まったのだろう。いまでは皿がからになるたびに、実践的コンポーネントが皿で音をたてる行為を彼に選び取らせる、つまり、鼻を使って容器を押し出す、というわけである。

同じようなことが何度かくり返され、彼の知能の中の取得的コンポーネントが、からになった皿が犬きな音をたてると、それに続いて渇きがいやされるという因果関係を作りあげた。そして保持的コンポーネントが、その関係を記憶させ、おそらく犬きく派手な音をたてるほど、私がすばやく確実に反応する、と記憶するようになったのだろう。犬が私以外の人間にも同じ行為をし、餌の皿も床の上で押し始めたとすれば、彼は順応的知能のうちの転移的コンポーネントを発揮したことになる。

-ペット

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