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犬によって知能に差があるか調べる実験

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はたして、犬種によって知能にちがいはあるのか?この疑問を解くためには、研究室でくり返し系統的な研究をおこない、この点について多くの犬種を比較することが肝心であり、犬種それぞれの相対的な知能を結論づけるには、科学的文献を調べる必要がある。しかし、ある専門家いわく、現状ではこの作業が研究室の仕事としては手にあまることを思い知らされたという。残念ながら、いずれも不可能なことがわかったようだ。

想像しただけでも、犬種別の作業知能を相対的に査定するとなると、能力の個体差を考えて一犬種ごとに一〇頭のサンプルが必要となる。しかも犬の訓練士やハンドラーの多くは、雄と雌では差があると指摘しているから、念のため、サンプル数を倍の二〇頭に増やさねばならない雄一〇頭、雌一〇頭である。つまり、二六八〇頭の犬が必要ということになる。さらに、犬舎の費用、獣医代に医療費、食事代、世話係の人件費などが加算されることになる。

すべての犬を購入するとなれば

研究者がそのすべての犬を購入するとなれば、割引価格にしてもらっても億以上のお金が必要となるという。犬の訓練士やハンドラーならおなじみの一〇〇時間から一〇〇〇時間かかる最高水準の訓練までは必要としないが、どの犬も標準的な最低限の訓練プログラムは完了し、犬種相互の作業力のちがいを試せるようなレベルにまではしておかねばならない。一般的な犬の訓練クラス(初級でも初級の上でも)では、ふつう毎週一時間ずつ一〇週間で、合計一〇時間の団体訓練がある。

仮に犬を入手できたとして、研究者がその作業・服従知能をテストするためには、組織的な訓練が必要となる。それは服従訓練で初級の上クラス修了程度の段階、といっていいだろう。訓練の合間に、訓練士が平均一頭につき一日一〇分ずつ個別に訓練したとすれば(日曜は休むとして)、さらに毎週一時間ずつの訓練が加わり、実際の訓練時間の総計はおよそ二〇時間となる。こうやって考えると、犬種による知能に違いを調べるのは、難しいだろうといえる。

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