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犬のしつけ「座れ」のやり方

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犬のしつけには、タッチングというものがある。タッチングの効用は、定期的に犬の全身に触ることで、その身体の感触を通して、腫れ物や怪我などをすぐに発見できる点である。ある人が飼っているケアーン・テリアは、タッチングにより腫れ物を見つけ、獣医師のもとに連れていったおかげで命拾いをしたという。腫瘍が広がって手遅れになる前に取り除くことができたのだ。

また、タッチングに代わるものとしてグルーミングがあり、同じように規則正しいタッチングが可能になる。グルーミングはタッチングの激しい形になるので、おこなう人間の優位性がより明確になる。また犬が最初に教わらなくてはいけないものに、命令の中でも最も大事と思われる「座れ」がある。この命令で犬はなにをしていてもすぐに中断し、ほかの活動に最も具合の良い出発点となる姿勢をとる。犬が顔をそむけたら練習を終わりにして、犬が尻尾を振り始めるまで軽く遊んでやる(優位の犬は相手をにらみつけ、劣位の犬の視線をはずさせる。そして劣位の犬は視線をそらせて、相手の優位を受け入れたことを示す)。

犬の名前を呼んでから座れと言う

必要なのは、折にふれて犬を一、二分ほど拘束することである。犬に優しく話しかけながら、その口吻を数秒間手で閉じさせる。そして犬を倒して横にさせ、まる一分間はそのままの姿勢をとらせる。この間、犬の目をまっすぐに見すえる。そのあいだ犬が四肢を上げない場合は、脚を床から離させて、より服従的な姿勢をとらせるか、犬を仰向けにして四肢が上を向くようにさせる。

犬の目の前で一、二回食べ物をちらつかせ、犬の名前を呼んでから座れと言う。この命令を言いながら、片手に餌を持ち、犬の頭のややうしろあたりに持ってゆく。この命令は、やはり子犬がいちばん教えやすく、ほとんどあっという間に学びとってしまう。たいていの犬はその手を見続けようとして、自然に座った姿勢をとる。子犬が座らない場合は、優しくうしろ脚をお尻の下にたたませて座った姿勢をとらせる。いずれの場合でも、犬が座ったら食べ物を与えてほめてあげよう。

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