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犬は音楽を理解できるのか?

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犬は音楽に反応するのか?犬が音楽に反応するのではないかと思わせる例が、いくつかある。犬が歌うという話をよく耳にする。あるとき私は、人間の家族がピアノを囲んでクリスマスキャロルを歌うたびにパセット・ハウンドが唱和するという話を聞いた。おそらく犬は家族が一斉に歌うときにだけ声を合わせ、歌い終わると自分も静かになったのだろう。これを犬の歌心の表れ、つまりは音楽的知能とみなすべきだろうか。もうひとつ例を挙げると、ある人がウクレレで弾き語りを練習していたときのこと。

弾き始めると、ビグルとフォックス・テリアの血をひくティッピーが、きまっていとも悲しげな遠吠えを始めた。だって私の犬に音楽がわかったとも思われないが、私の家族は目を揃えて、この子の音楽批評の耳はたしかだと言うのだった。ある人の犬はモーツアルトの室内楽などのクラシック音楽が本当に好きです。ロックをかけると、部屋を出ていってしまいます。そういう音楽がかかると、必ず部屋に入ってきて、スピーカーの近くに寝そべります。

その可能性を打ち消す根拠はない

このような行動が音楽に対する好みを反映するものか、たんに電気的に増幅された音が犬の耳には不快なのか、判断はつかない。その可能性を打ち消す根拠はない。しかし別の理由から、ありえないことに思われる。野生犬やオオカミは、群れの遠映えに呼応して、遠吠えをする。これはコミュニケージョンのひとつの形態と考えられている。音楽的な試みというより、犬は私はここにいるあるいは、私たちは同じ群れの仲間だと効果的に声に出して伝えているのだ。

知能の側面は論理的・数学的知能である。学的技術を使い、科学的解決を導く、といった能力として示される。しかし、この知能の次元を犬にあてはめる場合は、修正し、明瞭化し、いくぶん限定する必要がある。犬は代数の問題を解いたり、複雑な一般公理や公式を理論化して自然界の法則を説くなどということもしない。この領域における犬の知能には限界があるのだ。

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