雑学まとめ

当サイトでは、明日すぐに友達に話したくなるような、あらゆる情報を紹介しています。

ペット

犬の言葉を理解できる能力はどのくらい?

投稿日:

犬の言語能力が、犬に到達可能なレベルの限界に近いのかどうか、わからない。知る限り、犬の言語の受容力と発信力について、徹底した研究の試みはなされていない。赤ん坊の場合も犬の場合も、発信された言語はほとんどすべて社会的な性格をもち、相手からの反応を引き出すことを目的としている。一四カ月から二四カ月のあいだに、ふつうの幼児はふたつの言葉をつなげた文章を話し始める。この時期に、彼らは初歩的な文法の原則を身につけるようになる。幼児の場合は、支配や服従に関する意思を伝え始めるのは、もう少し成長してからになる。犬の場合、発信された言語は実際には幼児よりも複雑で、自分の現在の気分と欲求だけでなく、縄張りや互いの順位に重点が置かれる。

赤ん坊の言葉と犬のコミュニケーションの比較が崩れるのは、文法や構文が出てくる段階である。簡単にいえば、構文というもののおかげで人間の言語では記号や言葉の順序を変えると意味が変わってしまう。たとえば、人を食う鮫と鮫を食う人という場合、いずれも三つの発音要素、人鮫食うは同じでも、意味はまったく逆になる。

受容できる言語はおよそ九〇種類

私の犬たちは約六五種類の言葉と、約二五種類の合図や身ぶりを理解する。つまり受容できる言語はおよそ九〇種類である。彼らが発信する言語としては約二五種類の声と、約三五種類の身体の表情があり、合わせると約六〇種類の言語を発信することができる。犬は文法や構文に対する感受性はなく、それぞれの音声を個別に特定の言語的単位として扱うようである。では人間の言語にあてはめた場合、犬の言葉とはどんなものだろうか。彼らを人間の子どもにあてはめれば、一八カ月から二二カ月の平均的な幼児の言語水準に相当するだろう。

記号化された言語を学習したチンパンジーは、だいたい三〇カ月の子どものレベルに達することができる。学習能力と記憶保持能力の高いドーベルマン・ピンシャー、プードル、ジャーマン・シェパードを使って調べれば、入手できる言語は、公式な訓練は受けたことがなく、学習能力も低い私のペットよりずっと多くなるにちがいない。いつの日か公式な実験がおこなわれることを望みたい。

-ペット

執筆者:

関連記事

no image

ガードナーの多重知能論に見る特性

知的な行動と愚かな行動の現れ方はその人物の特殊知能に左右される。偉大な理論物理学者が切れたヒューズをつなげない、最高に優秀な化学者が簡単なケーキの焼き方も理解できない、有名な将軍が自分の子どものしつけ …

no image

犬の噛み癖のしつけ

子犬の頃、手などにじゃれて軽くかんでくる(あまがみ)のをうちの子は痛いようにはかまないと放っておいた結果、かみ癖がついてしまうことがよくある。散歩のときなどにかかとや足をかんでくることがある。かむのは …

no image

犬に知能があると認め言葉をしゃべるとまで考えた原始の人々

原始の人々は犬に知能があると文句なしに認め、言葉をしゃべるとまで考えたこともあった。たとえばアフリカのコンゴが植民地化されたとき、ヨーロッパ人は犬を火をもたらしたもの、偉犬な猟師、あるいは教師とまでみ …

no image

ラブラドールについてのお話

黄色いラブラドール・レトリーパーのブラッドリーの話をご紹介しよう。ある人の飼い犬ブラッドリーはハンサムな犬だったが、女主人とその夫がなにを言おうとほとんど無視し、引き綱を強引に引っ張り、吠えたて、近く …

no image

犬の制御不可能な状況に対する反応を測るテスト

社会的優位度テストで、犬の制御不可能な状況に対する反応を測るものがある。このテストでは、犬は自分ではまったくコントロール不可能な状況に置かれることになる。このテストでは、犬を持ちあげる(子犬のほうが良 …