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犬の防衛本能-自分の縄張りが侵害されると感じれば誰でも威嚇

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犬は有史時代の初めから防衛犬として使われてきた。古代ローマ人は隣猛な犬を家の近くに鎖でつないで飼っていた(犬をせまい場所に鎖でつないでおくと、その攻撃性が犬幅に高まる)。そしてローマ人の家の門先には犬に注意をうながす表示として、鎖につながれ、うなり声をあげる犬の姿がモザイクで描かれ、猛犬注意の文字とともに掲げられていた。防衛犬は自分の縄張りが侵害されると感じれば、どんな相手も物理的に威嚇しようとする。優れた防衛犬の攻撃反応は、オオカミなど野生のイヌ科動物と同じ要因で誘発される。

テリトリー権がその最も一般的な動機である。テリトリーに関わる本能を利用して、人間は犬に店や工場や倉庫を盗難や破壊行為から守る役目を与える。犬たちはその敷地を自分のテリトリーとみなして本能的に守ろうとし、夜のあいだ何度か規則的にパトロールをおこなう。ふつうは営業時間が終了したあと防衛犬を放し、警備が必要な建物や敷地内を自由に歩き回らせるだけでいい。

どんな物音や異変にも反応

彼らはまたどんな物音や異変にも反応し、敷地内に入り込むいかなる侵入者も物理的に阻止しようとする。基本的なテリトリー防衛反応に加えて、オオカミなどの野生のイヌ科動物は群れの加勢に駆けつけ、侵入者の接近を知らせる群れのリーダーの呼びかけに応えて集まる習性がある。これはいわゆる攻撃犬、防衛犬には欠かせない本能であり、それによって自発的に、あるいは命令に従って反応し、テリトリーを侵す人間やハンドラーが指定する相手を追跡し攻撃する。

防衛犬の訓練士によれば、生まれつき防衛犬としての素質をもつ犬は、ほとんど訓練しなくても攻撃反応が誘発されるという。むしろ命令されたらすぐに攻撃を中止させる訓練のほうが必要になる。警察犬はふたつの条件の下で攻撃するよう訓練される。主人に危険が迫ったと感じたとき、あるいは学習した信号が出された場合である。犬は攻撃するべき相手を的確に選びとる訓練が必要である。つまり、警備に必要な能力は犬の本能的知能としてそなわっている一方、その能力をコントロールするための作業・服従知能も要求されるわけである。

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