雑学まとめ

当サイトでは、明日すぐに友達に話したくなるような、あらゆる情報を紹介しています。

環境問題

遺伝子工学という手法で動物、植物、細菌の品種改良をすることができるように

投稿日:

一九七〇年代以降になると、遺伝子工学という手法で、私たちは動物、植物、細菌の品種改良をすることができるようになりました。遺伝子工学というのは、ある生物の遺伝子を、無毒化したウイルスに運ばせて、相手方の生物のDNAのなかに入れる方法です。やっていることは「掛け合わせ」とたいしてちがわないのですが、遺伝子工学がこれまでの方法と決定的にちがう点は、遺伝子を「種」を超えて導入することができるというところです。

人類は、数千年にわたって動物を家畜化し、植物を栽培してきました。一八世紀には、「掛け合わせ」によって、動物や植物を品種改良することが盛んになりました。この方法によって、私たちは自分たちにとってより都合のいい生物を選んできました。

人間と細菌の「掛け合わせ」はできません。人間の遺伝子を、掛け合わせの方法で細菌のDNAのなかに入れることはできません。ところが、遺伝子工学の方法を使うと、細菌のなかに人間の遺伝子を入れることもできますし、人間のなかに細菌の遺伝子を入れることもできるのです。

掛け合わせでつくるには

掛け合わせでつくるには、希望する遺伝子がイネに入るまで、気長に待たなければなりません。遺伝子工学のやり方のほうがはるかに効率的です。新しい方法をはじめるときには、かならず人々の反対が起きるものです。アメリカでは、たいへんな費用をかけて遺伝子組換え作物をつくりました。反対されては困ります。

そこで用意周到に、その作物を市場に出す前に「遺伝子組換え作物は安全である」という大キャンペーンをおこないました。その効果があって、ァメリカでは穏やかに遺伝子組換え作物が受け入れられました。

遺伝子工学は、どのような利益を私たちにもたらしてくれるでしょうか。たとえばイネのDNAのなかに高濃度の農薬に耐えられる遺伝子を入れておきます。そして田んぼに高濃度の農薬を散布すれば、まわりの植物はみな枯死して、イネだけが元気に生育するでしょう。

-環境問題

執筆者:

関連記事

no image

もったいない精神の日本人と大量消費のアメリカ人

アメリカの先住民であるネイティヴアメリカンの間には、もったいない精神に近い考え方があります。アメリカ南部のテネシー川流域にあるチャタヌガ市という町。かつての公害の町が住民と地方自治体、企業の努力によっ …

no image

オゾン層がなければ生物は生きていけません

オゾン層がなければ、生物は生きていけません。熱帯林も破壊され、ますます炭酸ガスが増え、地球は温暖化していきます。地球の温暖化の一〇パーセントは、オゾン層の破壊によるものだと考えられているのです。 二〇 …

no image

合成洗剤などの環境への影響

日本で合成洗剤の有害性が問題になり始めたのは、皮膚湿機と河川の泡公害からでした。湿修は台所用合成洗剤を使う機会の多い主婦などに多発しましたが、洗剤を石けんに代えると治まりました。その後、合成洗剤から陰 …

no image

環境税の改革継続に関する法律の施行

ドイツ政府による環境税の導入は、日米などほかの先進主要国にも大きな影響を与えるものと思われます。北欧諸国の環境税導入については、これらの国は経済規模からいえば小国の高福祉国家で、国民の環境意識が高く、 …

no image

温暖化が与える将来の日本への影響

温暖化による影響で、日本の場合、今世紀末には海面が約五〇センチ上昇すると見られています。その場合、美しい砂丘の景勝地や海水浴場のほとんどは、失われてしまうことになります。温暖化の予兆は日本でも多くの人 …