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心理学

居場所のない異常な心細さと不安

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彼女の父は、彼女の母親を結婚しないまま見捨てた。彼女は私生児であった。しかも、頼りにすべき母親も精神病院に入院し、施設や里親先を転々とし、十四歳で初めて安定した家庭に落ち着くことができた。その間に彼女を脅かしたのは、居場所のない異常な心細さと不安であった。

彼らはいつも人にかわいがられることで身の安全をはかる心性が習い性となっているために、かえってとても愛橋のある魅惑的な人柄になることが多い。ここでは、その代表的な人物として、かのマリリン・モンローの話をしたい。

彼女は十四歳までの間に一二十何回も住まいを変えなければならなかったという。それだけに依存型障害が生じたのはやむを得ないことだった。つねに見捨てられる不安を抱き、だれかに頼ったり、助けてもらわなければ生きていけないという不安に脅かされていたから。

頼っていなければいられないという不安から

マリリン・モンローの魅力は、けっしてただ単にグラマーであることや、美人であるということではなかった。われわれ男性が彼女に心ひかれたのは、そのたぐいまれな複雑な表情や、全身から発せられる可隣さ、傷つきやすさが伝わってきたためである。つまり彼女の魅力というのは、このような見捨てられる不安に満ちた、だれかに頼っていなければいられないという不安からつくり出された魅力であった。

自分を養ったり、自分に居場所を提供してくれる大人たちのだれの言うことも聞く、いつもよい子でいなければならない。よい子の彼女は、魅力あるかわいい女の子を演じて、愛を得ることに汲々として育った。

しばしばこのような身の上で育った人々には、魅力的なほほえみを持った人物(アトラクティブ・スマイラー)が多い。つまり、人にかわいがられることが自分の生きる最大の手立てになる、そのような子供である。その深層には、見捨てられる不安とか、人に拒絶されることに対するおそれや傷つきがある。このような彼女が、やがて、美しい肢体を持った女性として映画界で格好のセクシャル・ハラスメントの対象になったのはやむを得ないことであった。

-心理学

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