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保険は絶対に負けないように仕組まれたギャンブル

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大手に在籍していた期間、個人年金保険をしばしば販売していましたが、そのたびに、上司からお前、年金ばっかり売っても儲かんないんだぞ。年収500万円かそこらに落ち着きたくてメーカーから転職してきたのか?そうじゃないだろう?保険屋は保障を売るんだよと言われていたものです、とある保険営業員は語る。結局、いつかお客様に返すお金を預かる契約は、保険会社にとっては、それほど美味しくないのだということがわかります。貯蓄商品は、高収益性商品というより顧客拡大性商品という位置づけになっています。

契約者が増えるのはいいことだと、そんな程度の認識です。保険の契約後、一定期間中に亡くなられるお客様もいらっしゃいます。入退院を繰り返す方もいらっしゃいます。その時、保険会社は、お客様からいただいた保険料とは、文字通り桁違いのお金を支払うことになります。しかし、その確率はずいぶん高めに予想(設定)してあります。一定期間、何事もなく無事に過ごされたお客様からいただく保険料の総額は、巨額の保険金支払い分を引いても余りある計算になっているわけです。

高収益が見込める商品

したがって保険会社は、お客様に、貯蓄目的ではない、高収益が見込める商品に、なるべく多くの保険料を投じてもらおうとします。向こう10年間に万が一のことがあった場合、数千万円を支払いますといった契約は違います。万が一のことがなかった場合は、お客様が支払う保険料は、会社がまるまる懐に入れることができます。まさにドル箱です。このように保険というシステムの基本は、保険会社がトータルでは絶対に負けないように仕組まれたギャンブルのようなものです。会社が大勝ちできるギャンブルに、1円でも多くのお金を賭けてほしいと、そういうことです。そこで定期特約つき終身保険です。

この商品は、保険会社が大きく勝てるギャンブルを仕掛けている商品です。主体はあくまで万が一の場合にだけ備える保険だからです。しかも、そこに病気での入院に備える保険成人病での入院に備える保険長期の入院に備える保険など、細分化された特約という名のおまけが足し算されることで、一人一人のお客様に投じていただくお金が、いつのまにか高くなるようにしてあります。勝てるはずがないギャンブルに参加する人たちの客単価が上がるように作られているわけです。積極的に販売したくなるはずです。

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