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心理学

ひと目惚れは自然の摂理

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ひと目惚れは自然の摂理「目にした瞬間から、彼女は彼に首ったけ。とにかく彼の近くにいたい、彼に惜しまず愛情を捧げたい、とばかりに、彼の行くところならどこでもついてまわっていた。彼の声を聞くだけで、思わず映えてしまうほどだ」。

どんな動物も、好みがうるさいもの。こうした選り好みが自然界のなかで頻繁に見られることから、動物に関する文献にはその現象を表現するための言葉がたびたび登場している。たとえば「交配相手の優先」、「選択的誘引行動」、「個体の優先」、「偏愛」、「性的選択」、「交配相手の選択」。好みはうるさいが、たいていの動物がその好みを表現するのに時間はかからない。

マサチューセッツ州ケンブリッジでエリザベス・マーシャル・トーマスとともに暮らしていた落ち着きのない小さなパグ犬ヴァイオレットは、ベつのパグ犬ビンゴに恋をしていた。

求愛行動は危険をはらんでいる

求愛行動は危険をはらんでいる。性交するためには、不名誉な姿勢をとらなければならないからだ。そこに捕食者や競争相手が飛びかかってこないともかぎらない。同じように重要なのは、交配は貴重な時間とエネルギーを消費する。

ヴァイオレットが見せたのは、ひと目惚れのありとあらゆる症状だった。そんな彼女の行動は、自然界ではよくあることだーある重要な理由のために。たいていの生きもののメスには、繁殖期か、生理学的に熟す特定のサイクルというものがある。メスにしてみれば、子どもを授かって遺伝子を次世代に残すための時間は、ほんの数分か、数時間か、数日か、あるいは数週間にかぎられている。だから交配相手の履歴をつくづく玲味するために数か月もかける余裕などない。

多くの種にとって、オスもメスも即座に惹かれ合うことで、求愛に費やす貴重なエネルギーを特定の個体に注ぎ、すみやかに繁殖のプロセスを開始することが可能になるのである。おそらくわたしたち人間も、そうした現象を受けついでいるのだろう。

-心理学

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