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心理学

人の依存心理の背景

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ある教授の依存心理の背後には、一人でも多くの人に頼ることで、自分の心細さや不安を解消したいという気持ちが働いている。一人ぼっちになったりれも自分に愛情を向けなくなったりしたら大変だと思うために、よけいに親切になったり、過度に人の世話をする。ときどき、深夜一人ぼっちになったとき、だれも自分のほうを向いてくれなくて、人望を失い、弟子たちが反乱し、自分だけが非難の対象になったらどうしようという不安が浮かぶ。

頼りたい気持ちが強すぎるために、Aという秘書にまず頼み、次にBという秘書にも同じことを頼んでしまう。あるいは、お弟子さんのXさんにもYさんにも声をかける。一つのことを何人もの人が頼まれて、一生懸命やるという事態が生まれる。

そのことがわからないですめばよいが、教授から頼まれたという何人もの人々の間で、時に衝突したり、トラブルが起こったりする。トラプルが起こったときに結局、本人は責任を取るという態度をなかなかとれないために、秘書たちが謝ったり、調整したりして、事態を解決することになる。

周囲からの砦細な中傷や噂話で

周囲からの砦細な中傷や噂話で、自分にっいての悪い噂とか、人望がないという話を聞くと、とたんに憂うつになって、そのことをクヨクヨ気にしたりする。この教授のような人はわが国では、男性に多い。米国ではむしろ女性に多く、女性的ということとの結びつきが論じられているのだが、見かけ上権威者になったり、人望がある人の中に、このような依存型の人格傾向を持っている人が日本ではしばしば見られる。

また、依存型パーソナリティにはマゾ型と自己愛型、そして権威型がある。しかしながら、この依存心理があまりにも強いと、一人ばっちになるのがこわいので、相手の無理な言い分の言いなりになったり、自分の品格を落とすことまで進んでやったり、相手の気持ちを引き止めようと、無理難題も引き受けるマゾヒズム型の傾向を身につけることになる。

上司としても、学者としても、このタイプの人が周囲からは好まれ、かつ人望がある。というのは、お互いにこのような依存的な心理をみんな共通に持っているので、その点ではお互いに共鳴し、お互いに助け合うという相互依存関係の世界がつくり上げられるからである。

-心理学

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