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東ティモール-新たな人道的介入の規範と共に啓蒙の時代を象徴

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東ティモールは、新たな人道的介入の規範と共に、啓蒙の時代を象徴するきわめて重要な事例として祭り上げられた。だが、実際には介入は行われず、いわんや人道的介入は実施されなかった。一連の仮想事件を考案し、それを脚色して必要な論点を証明することだって不可能ではあるまいと思いたくなる。東ティモールで起こった出来事は、啓蒙された西洋の指導者たちが原則と価値観をひたむきに追求する中で、外交政策が崇高な段階に入ったことを示していた。実に鮮やかな手品である。

この新しい時代を何より如実に体現していたのは、コソヴォだ。アメリカとその同盟国はコソヴォでは専ら利他主義と道徳的熱意にかられて行動し、国際政治における軍事力行使の新たなアプローチを考え出し、退去に空爆という手段で対応し、彼らを恐怖の苦しみ、または死から救ったのである。栄光の頂点にいた人々は、こうした賞賛の声が上がったちょうどその頃、数十年に及ぶインドネシアの犯罪にまだ加担し続けていた。

住民の半数以上を故郷から追い立てた

一九九八年にコソヴォで暴力事件が頻発すると、セルビア軍は民族浄化作戦で応じ、アルバニア系住民の半数以上を故郷から追い立てた。一般メディア、オピニオン雑誌、学識者の見解も、これから外れることはまずない。こうした国外追放と残虐行為を見かねて、三月二四日にNATOは空爆作戦を実施するにいたった。従って、コソヴォにおける介入は純粋にこの地域の住民のためのものであり、この地域で米軍が展開するあらゆる介入と同様、利他的な行為なのである。

流血の惨事が拡大したため、アメリカと同盟国は、大規模な空爆作戦に着手し、アルバニア系の難民が帰郷できるようにした。一九九九年の春、セルビア軍は民族浄化作戦を実行しているようだった。アルバニア系コソヴォ住民は襲撃を逃れて隣国にたどり着くと、即決の処刑や強制立退きの話を詳しく述べた。その行為は全く正当だったと、ティモシー・ガートン・アッシュは結論した。

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