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心理学

普通の範囲を越えた逸脱が起こるかどうかの見きわめがほしい

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どんなことがあっても石油缶をひっくりかえして火をつけることなど絶対にしないと思える人もいる。また、カーッとして手首を切る人もいるけれど、浅い傷ができる程度の人、本当に血管まで切ってしまう人など、いくつかのレべルがある。薬を大量に飲む場合も、周りが大騒ぎして、一夜明ければホッとする程度の企てをしばしば繰り返す人もいれば、本当に死んでしまう人もいる。

あるとき、私のもとに、カーッとして石油の缶をひっくりかえして火をつけ、とうとう自分の家を燃やしてしまったという経歴を持つ方が相談に見えた、というあるカウンセラー。そして、よいカウンセラーを紹介してほしいと言う。そのとき私は大いに迷った。その人を別な心理相談室に紹介して、そこに通っていて、そこのカウンセラーの先生に腹を立てたら、やはり同じことをするかもしれないからだ。

人を裏切るにしても、仲間にコソコソ文句を言ったり、陰口をきいたり、会議の席で相手を非難したりする程度までの人と、そのグループの秘密をほかのグループに手紙を書いて内部告発してしまうというところまでやってしまう人もいる。

普通の範囲を越えた逸脱が起こるかどうか

失恋しても、一人で悲しんで、恋人に会いたいと言って、電話をかけたり手紙を出す程度で済むのか、それとも、恨みがひどくなって、無言電話をかけ続けのオフィスや家庭の玄関先で自殺の真似をするところまでいってしまうのか。

この人には、この範囲だったらかかわりを持ってもいいが、その範囲を越えたら、あまり親しんだり、かかわり合いを持たないほうが安全。こういう言い方は、残念だけれども、ある程度やむを得ない本音でもある。

普通の範囲を越えた逸脱が起こるかどうかの見きわめがほしい。ところが、残念ながら、この予測はなかなか難しい。ただし、やはりそうした過去の経歴を持っている人は、また同じことを繰り返す可能性があると思う方が安全なのはたしかである。そして、これからお話しするようなパーソナリティの狂いを見抜いたら、その相手にまきこまれない程度の距離をおく心の知恵が大切である。

-心理学

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