雑学

ハートマークが変換できないのは何故?

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ハートマークが変換できないのは何故?

ハートマークが変換できないのは何故かご存知だろうか。経済産業省が規定している第1、第2水準の漢字6355字、ひらがなや記号など524字の合計6879字がまず採用され、そのときハートマークは漏れてしまったという。パソコンで♡(ハートマーク)を出そうとしても変換できない。★や♪は出せるのに…。

現在、販売店の店頭に並んでいる新型のパソコンはどれもハートマークを出せるという。しかし、実際に表示するにはややこしい手順が必要だ。単純にキーボードでハートと打ち込んでも一発変換はムリ。表示したい場合はU2661(全角ひらがな)と打ち込み、F5キーを押して表示された一覧からハートマークを選ばなければならないのだ。

経済産業省産業技術環境局情報電気標準化推進室のある方はこう説明する。「JISコードに採録する漢字や記号を決めるとき、行政管理庁がまとめた行政情報処理用基本漢字調査研究報告書、情報処理学会がまとめた漢字コード試案、日本生命がまとめた人名漢字表、国土行政区画総覧使用漢字表など、種類の漢字表を調査し、検討を重ねました。そうした資料でハートマークの使用例がほとんどなかったため、採用が見送られたのです」と。

ハートマークも追加されている

ハートマークも追加されている

2000年になると、JISコードの新規格が定められ、第3、第4水準の漢字や記号など4344字が加えられた。実はこのとき、ハートマークも追加されている。日本でコンピューターに用いられている文字は、1978(昭和33)年に採用されたJIS漢字コード(情報交換用符号化漢字集合)によって定められた。

トランプの他の記号や電話マークが漏れたのも同じ理由です。当時、普及していた和文タイプでハートマークが使われていなかったことも影響したという。

改定では第1、第2水準で足りない文字を加えるということが重視されました。トランプのマークは学校の教科書でよく使われていることから、ハートマークも採用された。これでパソコンのワープロソフト上でハートマークが表示できるようになったようだ。

ハートマークの起源

ハートマークの起源

ハートマークは約450年前、ヨーロッパからトランプが伝わったときにハートやダイヤ、クラブとともに伝えられました。江戸時代初期にこれが服飾や靴、帽子の模様に取り入れられます。

ハートマークの様な記号が最初に見られたのは古代ギリシャ時代にまで遡るそうです。しかし、馴染みのあるハートマークはルネッサンス期に誕生したものではないかと考えられています。

ハート型をもっとも早く暗示しているものは1342年以前に書かれたギヨーム・ド・マンショー『運命の慰め』の一節であるといいます。

音階がいつまでも上がり続けるわけ

オランダの画家、M・C-エッシャーの、無限階段という絵は、高い建物の屋上にある口の形の階段が、いくら登りつづけても、またいくら降りつづけても、同じ場所をさまようという、視覚に訴えただまし絵の傑作として知られている。同じように、聴覚に訴えた、だまし音というものもある。アメリカで作られた、エンドレス・オク夕ーブというのがそれ。一見、普通のシングル盤のレコードと変わりないが、プレーヤーで聴いてみると、不思議な感覚に襲われる。

そこから流れてくるのは、美しい旋律ではなく、電子音でただド・レ・ミと音階が一つずつ上がっていくだけなのだ。しかし、この音階がいくら上がっていっても、いつまでたっても同じ音階をくり返しているようにしか聴こえないのだ。人間の耳は、振動数がとても高かったり低かったりすると、聴き取れなくなる。このレコードは、この人間の耳の機能を利用したトリックなのだ。

耳に聴こえない最低音から最高音までの音程を合成

耳に聴こえない最低音から最高音までの音程を合成

つまり、一つの音を作るのに、耳に聴こえない最低音から最高音まで、13オクターブの音程を合成している。例えば、ドの音を作るのに、最低9ヘルツのドから、最高3万7100ヘルツのドまで、13個のドの音を全部集めた音になっている。ド以外の他の音も、全てそうして作ってあるのである。

ところが人間の耳に聴こえる振動数は、せいぜい下が20ヘルツ、上が2万ヘルツぐらいまで。だから、ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シときてもとのドを入れても、耳が感じている振動音は、上のドと同じになり、区別がつかなくなってしまう。

そのため、人間の耳には音階がどこまでも上がりつづけているような錯覚に陥るというわけだ。こうした音は、シンセサイザーがあれば、誰でも作ることができる。また、ピアノやオルガンでも13個の音階を使って、数人がかりで行えば、これと似たような音を作れる。ひまのある方は、試してみてはいかがでしょうか?

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