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儀礼、礼儀に中途半端にこだわるよりいっそシンプルに

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ある日、六十代の音楽評論家の方がカンカンに怒っていました。「この頃の若い人ときたら、手紙の書き方も知らないのよ。目上の人に仕事を頼むとき、前略、なんて平気で書いてくるんだから」。こちらは日本語の使い方に問題があったようです。きっと、書いた側は前略、を書くことが礼にかなっていると思ってそうしたのだと思います。そもそも前略は書簡文で(前文省略御免くだされたし)の略ですが、現代人にはピンときません。最近一段落、の読み方のミスが目立ちます。

ある人が、新作映画の試写を知らせる電話がありました、という。宣伝担当の人からです。電話を切ったあと、私は彼女にFAXしました。〈さっきはお電話ありがとう。ひとつ気になったことがあります。あなたは一段落、をひとだんらく、と読んでいるようだけれど、いちだんらく、が正しいのです。間違って使っている人がいたら教えてあげてね〉一度は我慢したのですが、やっばり我慢できなくてFAXしたのです、と。

中途半端に儀礼にこだわるより

目上とか目下とかいう視点で考え、中途半端に儀礼にこだわるより、いっそシンプルに、依頼する側とされる側をイメージして、言葉を考えましょう。私も日本語の難しさの前ではいつも新人の気分です。エラーもたくさんしてきました。だから、知らない言葉や使い慣れない言い方は、自分のものにしてから使うようにしています。意味を知らずにマネをすると、思わぬところで相手を不快にさせることがあります。ですから本当は、もっと他の、自分らしい言い方を探したほうがいいのではないか。

外国語の発音やアクセントについてはもっと向上したいと望む人が、日本語に関してはあまりにそっけない気がします。フランス語やドイツ語などの他国語を学ぶ場合には言葉の歴史への尊敬を抱いて接するのに比べて、ずいぶん乱暴で無神経な接し方です。それでは自国語に失礼です。崩しはじめると、キリがありません。街には日本人に外国語を教える学校の看板はいっばい出ていますが、日本人に日本語を教える学校はないに等しい状態です。小学校で習った日本語や家庭で使う言葉が、その人の言葉の基礎になっていくのですが、一度間違って覚えてしまうとなかなか直すチャンスがありません。

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