日本にもゲテモノ料理の歴史があった

公開日: : 最終更新日:2018/05/18 雑学

日本にもゲテモノ料理の歴史があったようだがご存知だろうか。トリュフがどうのフォアグラがどうのと、世をあげてのグルメブームだが、裏グルメとも言うべきゲテモノ食いにとっては、正統派のグルメなど、子供みたいなものかもしれない。

日本にも、このゲテモノ食いの歴史は脈々と続いている。江戸時代の正保・慶安(1645~1652年)の頃、食通が集まって会合を催したという。その時の献立の中身はというのは、モグラの汁、ヒキガエルのなます、ミミズの吸い物、ネズミのかば焼き、さらにはウジ虫の塩炒り、サナダ虫の三杯酢などとなっているようである。

朝野険載という本には、生きた猫をしっぽから食い始め、腸に至るまで食い尽くした男のことが書かれている。また北窓さだんという本には、婦人の乳が何よりも好物で、他のものを一切食べない男のことが出ている。だが、この程度のことで驚いてはいけない。上には上があるというもの。究極のゲテモノ食いと言えば、やはり糞食にとどめを刺す。恐ろしい世界である。

色々なゲテモノ料理

日本では有明海のみに分布するワラスボはハゼ科のお魚で、ゲテモノとされている。

豚の顔の皮を食べやすく切って味付けした食べ物である、チラガーという食べ物もある。

その他、赤蟻の卵のスープもある。「カイモッデーン」のカイは卵、モッは蟻、デーンは赤色を意味するのだそう。

中国では、蚕、カエル、ウサギ、サソリ、ヒトデ、サメ。豚、牛、鶏の血の塊。田舎の方ではネズミも食べるそうだ。

キュウリの本当の色は何色?

キュウリは何色かとたずねられたら、誰でも緑色と答えるだろう。だが、実はキュウリは黄色なのだ。畑になっているキュウリは、初めは緑色だが、放っておくとだんだんに熟れて黄色くなってくる。元々は、この黄色く熟れたものを食べていた。だから、キウリ(黄瓜)なのだ。キウリが転じてキュウリになった。中の種を見ると分かるが、緑色のキュウリはまだ熟していない。我々は、野菜としては、まだ熟していないものを食べているわけだ。

どうして黄色くなるまで待たなくなったのかというと、キュウリの後から、マクワウリやシロウリのように甘くておいしいウリが登場してきたからだ。今はプリンスメロンのようなとてつもなく甘いものが出向っているため、マクワウリやシロウリも店頭で見かけなくなった。キュウリは早々に、甘味で勝負することから降りてしまったので、今では最もポピュラーな野菜のひとつとして、一年中食卓をにぎわしている。

イクラの軍艦巻きのルーツはある寿司職人のアイデア

現在では、いろいろなネタが軍艦巻きにされているが、その元祖はイクラである。江戸前寿司の誕生期から昭和初期まで、ネタは魚貝の刺し身に限られ、いわゆる珍味系のネタは存在しなかった。ところが、昭和一六年のこと、銀座の高級寿司店久兵衛で、常連客の一人が主人の今田寿治さんに向かって、もっと珍しい寿司を食べたいな。たとえば、イクラの寿司とか、うまそうだよなぁと話しかけたという。

その言薬をヒントにして、今田さんは酢飯を海苔で囲む軍艦巻きのアイデアを思いついた。次に、その客が訪れたとき、今田さんが考案のイクラ寿司を出すと、これが予想以上に受けて、イクラは店の定番メニューのひとつになった。江戸前寿司には約二00年以上の歴史があるが、イクラがネタに使われはじめてからは、まだ八〇年もたっていない。

キュウリをカッパと呼ぶ理由

今でも、神社の夏祭りには、キュウリをお供えするところが多い。キュウリがカッパと呼ばれるのは、河童の好物はキュウリという迷信に由来している。寿司屋では、キュウリの海苔巻きのことをカッパ巻きという。

これは、キュウリの切り口が、カッパの頭に似ていることから、カッパの好物はキュウリと考えられるようになった。また、夏は水害、水の事故が多いこともあって、夏祭りが水神の化身である河童と深く結びついているため。

バッテラという名前

サバの押しずしをバッテラと呼ぶのは、次のようなエピソードに由来する。現在の四角いバッテラより、もっと船の形に近かったようで、ボートのことをポルトガル語でバッテラと呼ぶため、誰からともなく、バッテラ二隻おくれんか、などというようになった。明治二〇年代、コノシロという魚をしめて、ボートのような形にして売り出した寿司屋がいた。やがてバッテラが正式な呼び名のようになった。

大阪ずしの代表、バッテラ。サバの押しずしのことである。これは細長い木箱に酢飯を詰め、上に酢でしめたサバと薄くそいだ昆布をのせ、上から押したものである。そのうち、コノシロがサバに代わり、形もボート形ではなく、細長い角形になったのだが、名前はそのまま残ったのだ。

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