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環境問題

原子力発電所の事故の発端は主給水ポンプが停止が原因だった

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クリーンで安全、安上がりな電気の発電法として登場した原子力発電ですが、けっしてそうではないことがすぐにわかってきました。まず非常に危険だということがあげられます。制御棒の出し入れによって臨界状態に保たれていますが、そこにミスが起こったら、原子爆弾になってしまうのです。

原子炉から取り出した燃料の中に、核分裂をする燃料としてまだ使えるものが残りますので、それを取り出して、もう一度使用するのが核燃料サイクル。プルトニウムを軽水炉で燃やすことをプルサーマルといいます。高速増殖炉はウランからプルトニウムへの転換効率がすぐれているので、これを使えば、燃料再利用の効率が上がります。

原子力発電の推進者は、絶対に事故は起こらないと断言していました。しかし、実際に大きな事故が起こったのです。一九七九年三月二八日、アメリカのスリーマイル島で原子力発電機に事故が起こりました。

事故による被曝量は

事故の発端は、二次冷却水を循環させる主給水ポンプが停止したことでした。そして、蒸気発生器へ補助給水ポンプが自動起動し、主給水ポンプの代わりに蒸気発生器への給水を再開しようとしましたが、弁が誤って閉じたままになっていたため、役に立ちませんでした。

事故による被曝量は、全身被曝線量が三〇ミリシーベルトを超えた作業従事者が七名いましたが、一年間に許容される線量限度の五〇ミリシーベルトを超えた人はいませんでした。運転員が長時間気づかずにいたこと、緊急炉心冷却装置の冷却水の流量を運転員が停止したり、流量を絞ったりするなどという人的要因が事故を拡大させました。シーベルトというのは、いろいろな放射線から生物が受ける影響を、ガンマ線の影響に換算したものです。

また、この事故では、環境に放出された放射性物質の大部分は、気体状でした。住民の最大被曝線量は約〇・七ミリシーベルト、半径八〇キロメートル以内の住民の被曝線量は、平均〇・〇一ミリシーベルトであると推定され、周辺の人々の健康にあたえた影響は無視できるものとされました。

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