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コミュニケーション

芸術空間に見る相手が話しやすいバランス

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自分がいつも相手の視界のなかでよいバランスをとっていてやれば、相手は話しやすいのではないでしょうか。話というのは言葉だけでするものではなく、体全部でするものなのです。たとえば、両足をしっかり踏み開いて、まさに矢を射ようとする彫刻があったとしますと、踏み開いた両足と地面の間には、本当は何もないのですが、その空間にも力を感じます。

また、矢が飛んで行く方向にも力を感じます。この範囲を「芸術空間」と呼ぶのです。それと同じように、もしモナ・リザの左手が右手の上に重ねられているとすると、左手の指先の向かっている方向に力が流れてしまって、エリザベッタ夫人の姿が少しきつくなったように感じられ、その上、やや左肩が出て、体の向きも少し左へひねったように思われます。しかもそのために、幾分前へ倒れかかったような姿勢になります。

見るあなたの注意や鑑賞眼が引っ張られてしまっている

これらはひとつには、その方向へ、見るあなたの注意や鑑賞眼が引っ張られてしまっているからで、もうひとつには左手の持つ力感が、指先よりさらに延長された空間にまで及んでしまうことです。このポーズのなかに、あのモナ・リザの微笑をそのまま描きこんだとしても、それはもとの絵とくらべた場合に、積極的に笑いかの右手の方向に助けられて、鑑賞者に迫ってくるという一石二鳥の効果をあげています。そのため、女性としてのつつましさが少し失われたような気がします。

話というものはひとりではできません。必ず相手がひとり以上はあるのです。このことからひとつのことが推論されます。人が向き合って話をする時に、相手から見られやすい、相手が見ていて疲れない自分の位置や姿勢があるのではないかということです。ひとり言は話ではありません。モナ・リザをはじめとして、よい絵は見ていていつまでも疲れないのです。絵を見るのも、話しながら相手を見ているというのも、「見る」という作用はまったく同じです。

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