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ファッション

GAPってどこにありますか?いつでもどこでも誰にでも

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世界のどこの街角でもGAPはGAPである。パリの由緒ある並木通りシャンゼリゼにあるGAPに入るのも、マイアミに新しくできたバカでかいドルフィン・モールのGAPに入るのも同じこと。ホルター・ネック前身頃から裁ち出された布やひもを首の後ろで結んだり、チョーカー風にアレンジしたデザイン。肩や背中の露出が激しいため、スィムウェアやイヴニング・ドレスなどに多く見られたが、近年では、タウン・ファッションでも市民権を獲得。

ホルターは牛の響(くつわ)を頭と首につなぐひものこと。淡色の組合せ式の棚にはきっちり折り畳まれたシャツが並び、こざっぱりした店員が持ち場につき、コンパートメントにはジーンズやカーキが整然と積まれ、フレグランスやキャンドルのような衝動買いアイテムはレジ前に置かれている。店の匂いさえも同じようだ。ある夏の日、タイムズ・スクエアを歩いていた私は、日本人の女の子ふたりに呼び止められた。まるで、カーネギー・ホールやエンパイア・ステート・ビルといった観光名所への道を尋ねるみたいに、すみません。

GAPはどこですか?

GAPはどこですか?ひとりが聞いてくる。私は四方を指さした。でも、からかったわけじゃない。東西南北、それぞれ数ブロック以内にGAPの店舗があったのだ。一〇〇一/二〇〇二年度には売上と株価が落ち込んだことが広く報道されたのに、ニューヨーク・シティだけでもいまだに三五店舗を抱えるGAP。言うまでもなく、GAP・キッズとベビー・GAPの独立店舗も一二軒ほどある。

マクドナルドがいつどこでも同じバーガーとフライを出して地球を手中に収めたように、GAPのようなアパレル量販店も、ファッションの世界に予想のつく安心さを広めることに成功した。速いし、捨てられるし、楽だし、安心だし、楽しいし、ほぼ均一だし。いつでもどこでも誰にでも、私たちはファッションの消費者である。みんなが今すぐ欲しがる現代社会では、ファッションもファスト・フード化してきたようだ。

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