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医療

学会研究会などをあまりにも作りすぎてしまった余波とその問題

投稿日:2014年11月19日 更新日:

自由に研究できるということを利用して、あまりにも学会や研究会を作りすぎてしまった。そのために会場費が無駄になり、学会に出席するための交通費、宿泊費など、内需拡大には意味があろうが、医者への金銭的な負担は大きくなる。これだけインターネットなどの通信手段が発達してきても、いまだ医学の学会はホテルの宴会場を借り切った、派手なものが多い。

多くの参加者を募るために、どうでもいい研究までも発表の機会があることが、余計な研究をさせてしまう原因となった。少なくとも半分は落とすくらいの基準を作り、発表する意味をもっと持たせることが必要である。いまの1人当たり五分程度の学会発表の内容なら、写真十枚、原稿四百字で六枚くらいであるから、各医学部や医局の持つホームページをリンクさせるだけで簡単にできてしまう。ホームページを使っての学会発表なら、自分の都合のいい時間にゆっくり見ることもできるのだ。

会場では時間がないために、ろくに討論もできない。それよりもホームページ上で議論したほうが、よほど意味のあるものになるという意見もある。あまりにも学会が増えすぎた。それはどこの研究者も医者も思っていることのようだ。活発な論議がされる学会ならまだ意味もあろうし、何らかの貢献がなされるだろう。しかし学会の理事長の利権だけのために運営されるような学会は、少なくともつぶすべきであり、もはやそういったことがまかり通る時代ではなくなったといった意見は多い。

これほど膨れ上がってしまった理由

研究会や学会がこれほど膨れ上がってしまった理由は、製薬会社からの資金援助であるようだ。学会参加者の金で運営できない学会は、まずはつぶしていくべきだろうという意見もある。

製薬会社からの潤沢な資金援助も先行きはかなり厳しくなるだろうし、参加者の少ない学会は運営が厳しくなるのは目に見えている。研究会も、製薬会社がバックアップしにくくなるので自然に数は減っていくだろう。弁当での研究会なら許されるが、製薬会社がホテルの宴会場を借りて行なうような研究会は減るはずである。

医者の余計な労力を減らすことにもなり、臨床に力を入れさせる方法にもなる。各臓器の主要学会だけを残し、あとは研究会だけにし、どちらともつかないような学会はどんどんなくしてしまうべきであるという意見は多いのだ。

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