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ガードナーの多重知能論に見る特性

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知的な行動と愚かな行動の現れ方はその人物の特殊知能に左右される。偉大な理論物理学者が切れたヒューズをつなげない、最高に優秀な化学者が簡単なケーキの焼き方も理解できない、有名な将軍が自分の子どものしつけができない、ベテランの臨床心理学者が自分の結婚生活が破綻し始めても途方に暮れるばかり、といった例はたくさんある。あるチェスの名手が、学校では落第寸前の成績で日常会話も満足にできない、という有名な例がある。

同じことが犬にもいえる。総合的に利口で、ほとんどなんでも学習することができる(すなわち一般知能が高い)犬もいれば、限られた特殊な能力を示す犬もいる。多重知能人間の能力が千差万別であるところから、最終的には知能を基本的な知的能力の集合体として捉えるべきだとする研究者もいる。そこに含まれる個々の能力は、それぞれ個別の技能ないし知能次元として切り離して考えられる。

生まれつき家畜を集める能力をそなえているが

シェットランド・シープドッグやコリーは生まれつき家畜を集める能力をそなえているようだが、獲物の居所を指示したり教えたりすることはできない。イングリッシュ・セターやポインターのような狩猟犬は、ほとんど訓練を受けなくても獲物の居所を指示したり教えたりすることができるが、どんなに訓練されても家畜の群れを集める仕事は覚えられない。能力にみられるこのような差は、特殊知能のちがいにほかならない。

ハーバード大学の心理学者ハワード・ガードナーは、これらの能力を多重知能、(マルティプル・インテリジェンス)と名づけた。ガードナーによれば、知能とは特定の環境背景に対応して問題を解決し、製品を作りあげ、行動を生み出す能力である。環境背景の中には文化的・社会的状況のほか、仕事で要求されることがら、地理的・物理的・気候的条件などが含まれる。ガードナーの理論は人間の知能を解き明かすためのものであったが、その中には犬にもそなわっていると考えられる特殊能力と、そなわっているとはいいがたい能力とがあると言っている。

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