フタバスズキリュウという恐竜は日本の高校生が見つけた

公開日: : 最終更新日:2017/08/16 雑学

恐竜の時代といわれた中生代、日本列島にも恐竜がいた。それが最初にわかったのは、一九六八年のフタバスズキリュウの発見である。フタバスズキリュウを発見したのは、なんと化石マニアの高校生だった。当時、高校二年だった鈴木直さんが、福島県いわき市大久町の大久川左岸で化石の採集をしていた時に見つけたのである。

化石探しは岩をハンマーで割っておこなう。割ってみないことには、化石が入っているかどうかわからないことが多い。彼が川のなかにあった大きな岩を割りはじめると、筋のようなものがみえた。

最初、それをシダのような植物の化石ではないかとおもったが、割ってビックリ。首長竜の化石だったのである。しかも幸運なことに、化石は頸椎と尾椎をのぞいて、主な骨格はすべて残されていた。これは世界的な大発見だったのである。

このあたり一帯はかつては大陸の一部だったが、中生代白亜紀後期の約八千万年前、海水が入りこんで遠浅の海になった。その頃、堆積した地層は、古い順から足沢層、笠松層、玉山層と呼ばれているが、フタバスズキリュウの化石がみつかったのは、このうちの玉山層である。フタバスズキリュウは、学名をウェルジオサウルス・スズキイという。

厳密には、フタバスズキリュウなどの首長竜の仲間は、恐竜と同じ時代に生きた大型海生爬虫類であり、恐竜とは別とされている。一般的には首長竜は、恐竜と呼ばれるので、フタバスズキリュウを恐竜と呼んでも差し支えないだろう。

フタバスズキリュウは身体から横方向にヒレ状の脚が出ているため、恐竜とは別とされているよう。

発見された頭骨は目と鼻の間隔が他の首長竜より離れており、新種の首長竜であることが判明しました。

首長竜には、エラスモサウルスやフタバサウルス(フタバスズキリュウ)といった首の長い種類から、クロノサウルスのように首の短い種類まで姿は多種多様でした。

ステゴザウルスの背の盾板

図鑑などでみると、恐竜の一種であるステゴザウルスは、背中に盾板が並んでいる。この盾板、いったいなんの役に立つのかと思ったら、体温を調節するためのラジェーターだったという説がある。暑いときには盾板を日陰で風にあて、内部を循環する血液を冷やす。寒い時には逆に、盾板を日光にあてて、血液を温めたのではないかというのである。

ステゴザウルスに限らず、恐竜には背中に背ビレなどの大きな突起があるものがいる。それらはとくに、前期白亜紀の終わりから後期白亜紀のはじめにかけて、よく見られるようになった。中生代の気候は、ジュラ紀には高温多湿だったのが、白亜紀にはいると乾燥しはじめ、前期白亜紀の終わりから後期白亜紀のはじめにかけて、地球上の多くの地域が乾燥気候となった。すると湖沼などの数も減少するので、恐竜たちはひんぱんに水で体を冷やすということができなくなった。そこで脊椎の突起を長くのばし、これに帆をはったり、盾板に発達させたりして、体温調節をする恐竜が現れたのではないかと言われている。

植物がずっと直立していられる理由

動物では、日常的に長時間まっすぐ立っていられるのは人間ぐらいのもの。その人間でさえ、ずっと立ちっぱなしでは足が疲れてくる。だが草や木は、アサガオのようなツルをつくる植物を例外として、多くはずっと直立したままだ。陸上の動物では考えられないほど背の高い樹木も、手でかんたんにへし折れる柔らかい草も、ずっと直立しつづけている。

どうして植物は立っていることができるのだろうか。植物の細胞は、まわりを細胞壁で覆われていて、この細胞壁で細胞の形を整えて細胞を積み上げ、直立の姿勢を保っているのだ。人間のように背骨はなく、細胞だけで自分自身を支えなければならないので、一つ一つの細胞は構造的に頑丈だ。

植物の細胞は、内部に水分が詰めこまれて膨らんでおり、そのため外部から圧力を加えられても押し返すことができる。また、植物は細胞の数を増やすばかりでなく、細胞を水で膨らませ、大きくすることによっても背丈をのばすことができる。ただ、もしもまっすぐに立たずに傾いていると、自分の重さでどんどん傾き、倒れてしまう。だがまっすぐ立っていれば、重心が安定するので倒れずにすむ。それに、草の茎は中空になっているものがよくあるが、断面積が同じなら中空のほうが折れにくいのである。

紅葉が起こる理由

秋になると、カエデやナナカマドなどは美しく紅葉する。この紅葉は一体どうして起こるのだろうか。落葉樹は秋になると葉が落ちるが、いきなり葉を切り落とすと、切り口に生じた傷口から細菌が入りこんでしまう。そこで葉のつけ根に、離層という細胞の層をつくって、葉を切り離す準備をしてから葉を落とすのだ。

この離層ができると、葉で合成されたデンプンが茎に移動しなくなり、葉にたまって糖に分解される。同時にクロロフイルも老化していき、アミノ酸に分解される。カエデなどの紅葉する植物は、この糖とアミノ酸からアントシアニンという色素が合成される。アントシアニンは、チューリップなどの赤い花に含まれている色素の仲間で、これによって葉が赤く染まるのである。

また、葉が茶色になる植物は、アントシアニンの代わりに茶色の色素を作る。葉が黄色になる植物は、新たに色素はつくらない。黄色は、もとから持っていたカロチノイドという色素の色で、ふだんは葉緑素の緑が強いために目立たない縄葉緑素が分解されて減ると、それまで目立たなかったカロチノイドが表面にでて、葉が黄色くなるのである。

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