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フランスは一月と六月の時期にいっせいにバーゲンセールに突入する

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フランスで生きていくには、何はおいてもケチにならざるを得ない。電気のスイッチは小まめに消す。タクシーはがまんしてバスや地下鉄、あるいはローラースケートや自転車で移動する。失業率がずっと一〇パーセント以上で推移しているフランス。とくに物価高と世界最高水準の税金の重圧に悩まされているパリジェンヌのおしゃれは容易ではない。

まずはバーゲンセールへようこそ。公にはせーの!とばかりに、一月と六月の初旬にいっせいにバーゲンセールに突入する。カウントダウンの後、怒溝のつかみどり開始は毎年の恒例。この日は仕事を休んで早朝から列をつくるつわものがギャラリー・ラファイエットやプランタンの入り口の前を陣どる。

セール時期、フォーブルサントノーレ通り一四番地の裏には毎年長い列がつくられるが、もっともエレガントなメゾンのひとつに入るのに、われさきにじいかにも品質のいいイギリス風ジャケットに身を包んだマダムたちは、フィガロ(新聞)や単行本などに目を通しながら静かに扉が開くのをお待ちになる。

ささやきセールはこっそりと

販売員がそっと顧客に耳打ちするささやきセールはこっそりおこなわれている。日本と違ってパリのバーゲンセールは、パリ市が決めた日時に正確に二週間おこなわれる。ぬけがけが見つかれば、パリ市から罰金を徴収されるので、SOLDESの札はその日まで出せない。

でも、エルメスのそれは違う。エルメスは日本の百貨店の特典セールだって除外されているくらいだから、ほかのメゾンとはいつも別行動をとる。ほかとはまったく別の一二月や九月に突如としてセールをもよおす。

ある年のエルメスで、セールのオープンを待っていたときのこと。背後から甲高い声であーらまあ、マダム、こんなところでお目にかかるなんて、ホホホと言うが早いか、季節はずれの毛皮をまとった金髪日焼けマダムが、突然一五メートルほど列を無視し前進してきた。ほどなくして、また、あらまあ、驚き!マダムもいらしてたの。ご主人はお元気?と、さらに一〇メートルも突進。常習犯に違いない。

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