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フランスがアルジェリアで文明化活動を実行してミルの賛同を得ていた頃

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ミルほど著名で尊敬に値する知識人は他になかなか思いつかないが、恐ろしい犯罪に対する弁護の例として、これ以上に恥ずべき文章も考えられない。ミルのエッセイが書かれたのは、イギリスが帝国主義時代における最大の犯罪と言えるものに手を染めていた頃だった。イギリスは純粋な利他主義によって動機付けられ、独自に最も崇高な原則と価値観を奉していたが、残念ながら、冷笑的で恐らくは被害妄想のヨーロッパ人には誤解されてもいた。

フランスがアルジェリアで文明化活動を実行してミルの賛同を得ていた頃、フランスの陸軍大臣は現地の住民を皆殺しにすると明言していた。ヨーロッパの帝国主義の犯歴の方が更に悪質で、そのために使われたレトリックも同じくらい華々しかったということも思い起こしてみる価値がある。事実には、何かしら考えさせられるところがあるかもしれない。何しろ、ブートとケーガンは、悲劇が茶番劇として再現されるとしたマルクスの言葉を例証しているのだ。

ブラジルの軍事独裁制を批判する人は

ローマやミラノで、べルルスコーニの政策を批判する人を反イタリア的と非難したら、剛笑されるだけだろう。恐らくムッソリーニの時代であれば、そうした非難は通用しただろうが。かつてのソ連帝国では、反体制主義者は反ソヴィエト主義だとして断罪された。ブラジルの軍事独裁制を批判する人は、反ブラジル的というレッテルを貼られるのだろう。自由と民主主義を信奉する人々の間では、そんな扱いは考えられない。

ケーガンの反米主義の概念は、月並みとはいえ検討してみるだけのことはある。こうした主張では、いつも決まって反米主義やそれに類する言葉(アメリカ嫌いなど)が使われ、国そのものと文化ないし実績を尊重するどころか、アメリカこそが地球上で最高の場所だとしながら、国の政策を批判する批評家を中傷する。崇高な理想を伴わずに暴力的な手段がとられた例など、どこを見てもまずないということを覚えておくのは有益だ。

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