雑学まとめ

当サイトでは、明日すぐに友達に話したくなるような、あらゆる情報を紹介しています。

ファッション

服自体がひとつの生き方であり集団が共有する姿勢の表現だった

投稿日:

主だった社会的集団のほとんどに関して、同じような現象が起こっている。六〇年代、ヒッピーでいるということは、ただべルボトムやペザント風のトップスを身に付けているだけのことではなかったし、ビートニク、すなわち黒のタートルネック、というものでもなかった。パンクの開拓者たちや、その破壊的スタイルは、リサイクルされ、モールで買い物をするような現代のティーンエージャーたちに取り入れられてしまった。それも、パンク・ロッカーの文字が銀色に輝くチビTという形で。

ある時点においては、こうした服装をしていること自体がひとつの生き方であり、集団が共有する姿勢を誠実に純粋に表現する方法だったのだ。ファッション業界は、それを単なるファッション・ステートメントに瞬めることで、そうした信念の価値を落としてしまう。グランジとパンク・ムーヴメントは個性や低収入、商業主義反対運動といった要素に基づいていたのに、ファッション界は両者のスタイルを解釈し直し、消費者に向けて高価なコンバット・ブーツ、ネルシャツ、レザー・ジャケット、ロックTシャツなどを次々に吐き出してきた。

ボへミアン・スタイルが大流行していた時に

二〇〇二年、ボへミアン・スタイルが大流行していた時に四〇〇ドルのボへミアンドレスまたはブラウスを買った女性は、本質的に、ボへミアンの対極にある行動をとったことになる。ある土曜日の朝、私はテレビのチャンネルを変えているうちにボリウッドミュージカルに出くわした。甲高い声でヒンディー語の歌を歌う女性たちは揃いのオレンジ色のサリー姿で、ただひとりヒロインだけが薄物の黒いサリーを纏っている。あの、キッチュで楽しい、手の込んだ歌あり踊りありのインド映画だ。

セット、振り付け、歌、メイクアップ、ジュエリーすべてがインド文化を物語っている。男性はと言えば、上半身裸でエキゾチックな黒いサロンを巻いていたりする。すると、画面は主役ふたりが手に手をとって戯れつつ、草深い丘で歌うシーンに切り替わった。悲しいことに、伝統的な民族衣装は退屈な工場生産のフード付きスウェットに変わっていた。黒いサリーのヒロインに対し、ヒーローが着ているのは、前面にGAPと刺編の入ったネイビー・ブルーのフード付きスウェットシャツであったのだった。

-ファッション

執筆者:

関連記事

no image

防寒具としてのマフラーを楽しんでみよう

・防寒具としてのマフラーを楽しむ 寒い冬に大活躍するものといえば、マフラーですね。巻いているだけでかなりあったかいので、手放すことができません。今、マフラーは大きく二種類に分けられるでしょう。実用的な …

no image

パリの女性の歩く姿勢がいい理由

べつにパリジェンヌたちが歩き方レッスンに通っているわけではないし(日本には道場すらあるらしいが)、ましてHowtowalkなんぞの本を見たことも聞いたこともない。なぜパリジェンヌはみんなかかとをけって …

no image

気取ったブティックでのショッピングにはある程度の洗練が必要

ファッションの店でショッピングする時は、こちらがどれだけお酒落かは関係ない。チェーンの小売店はサイズも豊富だし、店員も商品を手にとってみるよう勧めてくれる。格上のブティックでは、ハンギング・ラックに非 …

no image

ホルムアルデヒドが健康に及ぼす影響で切実なのは

ホルムアルデヒドが健康に及ぼす影響でもっと切実なのは、刺激物になり得ることですね。敏感な人の場合、肌接触や吸入などで、アレルギー反応を示す可能性があるわけです。仮に、買った商品から消費者が被曝するとし …

no image

意外に難しいベージュのコーデ術

定番カラーと安心しきって、数年前のものを着ていると、一昨年の女になる恐れもありますので、気をつけてください。べージュはその年によって、流行りのトーンが微妙に変化しています。 最近のベージュは、黄みがか …