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ファッションの理想像と現実の体型の対立

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一九九五年のサイコロジー・トウデイの研究では、ファッション誌のモデルをわずか三分眺めただけで、被験者の七〇%が罪悪感と差恥心を抱いて落ち込んだという結果が出たという。ファッションが一因とされる社会問題の中でも目を引くのは、ボディ・イメージの歪みである。ファッションとボディ・イメージとの関連にっいては、常に、卵が先か鶏が先かに近い論争が繰り広げられてきた(コルセットがウエストのくびれた理想像を生み出したのか、それともその逆なのか?)。これほど四六時中ファッションに囲まれていれば、何も影響が出ないはずはない。

ファッションの理想像と現実の体型の対立は今に始まったことではないのだが、今ほど人々が荒療治に頼っている時代はない。現在、アメリカ人が疫身グッズやサービスに使うお金は年間三四〇億ドルにも上る。今日、消費者が受け取るメッセージには混乱が見られる。痩せた体を美の理想としていラブ・ユア・ボデイるはずの業界が、自分の体を愛そうという逆の主張も行っているのだ。推定一五万人が摂食障害を患うイギリスでは、二〇〇〇年に政府主導の公式調査まで実施されている。あまりに細いモデルの使用を全国的に禁止すべきかどうかの判断材料だという。

ボデイ・イメージの歪みの原因

ボデイ・イメージの歪みの原因は他にもあるかもしれないが、ファッションがもともと自尊心の低い人に影響を与えかねないというのは、大方の専門家が認めるところだ。脂肪吸引術の施術件数は、アメリカでは一九九一年から二〇〇一年の間に一八%の増加を示しており、他にもイギリス、韓国、ブラジル、南アフリカ、オーストリアなど、ほとんどの国で増えてきている。

ファッションのせいで、私たちは自分のサイズを気にするばかりでなく、痩せている人に対して意地悪になってしまう。彼女たちの悪口を言って、憂さ晴らしをするわけである。ファッション・ヴィクティムは、戦いを挑むどころか、お金を払って狂気に走り続ける。ここがファッションのすごいところだ。流行のスタイルが自分の体型向きでないと言ってはふさぎ込み、サイズが合わないと言ってはふてくされる私たち。それでも、ファッションに背を向けたりせず、逆に、自分を惨めな気持ちにさせた元凶で気を取り直そうとする。つまり、また買物に出かけるのである。

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