雑学

エルニーニョ現象とラニーニャ現象

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エルニーニョ現象とラニーニャ現象

エルニーニョ現象とラニーニャ現象をご存知だろうか。異常気象というのは、25年から30年にー回以下の確率で起こる珍しい気象を指していうが、近年、それは世界的な規模でほとんど毎年のように発生している。異常気象でよく問題になるのがエル・ニーニョ現象だが、それと兄弟分の関係にあるラ・ニーニャ現象というのが新たに登場してきた。

エル・ニーニョ現象は、南アメリカの西海岸にそって流れるべルー海流から赤道沿いにかけて、海水の温度が異常に高くなる現象で、クリスマス前後によく起こるところから、ぺルーの漁師は神の子という意味で、エル・ニーニョと呼びならわしてきた。

エル-ニーニョ現象は、2~7年の周期で発生し、これが発生すると魚介類が死滅し、陸地では豪雨などの気象災害をもたらす。ことにペルーでは、産物のアンチョビの漁闇が減少する。そればかりか、太平洋を中心に世界各地の異常気象の原因にもなっている。エル・ニーニョが発生する理由については、現在のところ明らかにされていないが、海底火山説を唱える学者もいる。エルニーニョ現象の発生は、貿易風(赤道上で西に吹く風)が弱まることに原因がある。

このエル・ニーニョに対して、東太平洋の赤道沿いの海域の水温が異常に下がる現象をラ・ニーニャ現象と呼んでいる。ラ・ニーニヤはスペイン語で、女の子という意味。エル・ニーニョが神の子だから、その反対という意味で、アメリカのフィランダー博士が1985年に発表した論文の中で初めて用いた言葉のようだ。

日本だとエルニーニョ現象時は梅雨入り&梅雨明けが遅くなり、冷夏・暖冬となり、ラニーニャ現象時は梅雨入り&梅雨明けが早まり、夏暑く、冬寒くなる傾向があるよう。

エルニーニョ現象が終息すると、次の年はラニーニャ現象が発生し、ラニーニャ現象が終息するとまたエルニーニョ現象が起こるという。ラニーニャ現象とエルニーニョ現象は、対になっている現象。

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