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医療

偉い医者がやる非人道的な医療を持ちあげる

投稿日:2015年10月24日 更新日:

偉い医者がやる非人道的な医療を持ちあげるという話がよくある。

偉い医者がやることなら許されるどころか、学会でかばい合いまでするのに、そうでない医者がやることは、社会的にもマスコミにも断罪されるというのでは、現場のニーズも拾えないし、偉い医者が(地位が大学教授や学会の理事長というだけで、腕がいいとか、患者さんを助けているとは限らない)行う医療だけが、いい医療ということになってしまう。

学会というのは、下っ端の医者には多少の文句は言えても、偉い医者がやる非人道的な医療を持ちあげる、およそ倫理的といえない団体である。これは薬害エイズのときも同じだったという。

実際は、移植医療というのは、何らかの形で他人の犠牲を強いるものであるし、また医療の本道というより、緊急避難的な要素の強いものである。

肝臓にしても腎臓にしても腎臓にしても、医学の進歩の方向性は、体の中に埋め込めるような人工臓器の開発なのは間違いない。あるいは、脳死を待たないでできる心臓死から臓器を生かす技術を開発することだろう。

偉い医者と本道の医療

たとえば心臓移植というものが、必要な人の一〇〇人に一人しか受けられないものなのであれば、やはり本道の医療というのは、人工心臓を開発することだろう。実際、脳死移植が禁止されていたころの日本では、人工心臓の開発は世界でトップとされていた。

脳死を認めることで、この開発が遅れるとすれば、そのほうが多くの患者さんへのデメリットになる。

移植医療が緊急避難だと考えるのであれば、結果を重視すべきというのは仕方がない。「医者が助けられる命を救うため」という名目で、心臓がまだ動いている人から臓器を取り出すくらいのことまで許しているのに(これを正しいと言っているのではない)。

医者が病気の腎臓を取り出して移植をするのが、学会が認めていないからといって許さないというのは、学会が法律(本来、国会で決めるのは言うまでもない)を作るようなものだ(実際、法律では許されていなかった当時に、脳死移植をした医者は移植学会の理事長にまでなるのだから)。

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