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宇宙

エーテルと相対性理論

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動いている動いていないが相対的であるというガリレオの相対論があり、それがニュートンの力学まで貫かれている。しかし、一八六〇年ころに電気、磁気の学問が完成する。そして、光というものをニュートンの力学で説明しようとすると、エーテルというものを考えざるをえなくなった。ところが、エーテルはその性質からして相対論を破るものであった。このため当時の物理学者は悩みに悩んだ。

ガリレオがにらまれたのは「地球が動く」と言ったことのほかにも、お月さまを望遠鏡で見て、あそこにも山があることを知っていたため。「天といっても何もかわらない、地球と同じだ」というわけです。つまり天と地を同一視した。

空気から見て、おまえは動いているとかおまえは動いていないとかを言うことができる。そういうふうにエーテルというものを持ち込んでくると、これは真空の中であろうとあらゆるところで、それに対して動いているとか動いていないとかを決めることができるので、絶対的な意味を持ってきます。

空気に対して動いているか動いていないか

たとえば、いま空気というものがあるとします。するとわれわれはこの地球上で動いている動いていないということを、空気に対して動いているか動いていないかということで決めることができます。

だから、エーテルの存在を考えることはその意味で相対論を破ってしまう。これは矛盾です。そのため多くの人が悩んでしまう。エーテルという考え方は主に光の問題と関連して登場してきたわけですが、光についてもガリレオが言ったのと同じ相対性原理を回復しようというのが、実はアインシュタインの特殊相対論なんです。エーテルが破った相対論をもとに戻したと言ってもいいでしょう。

一九〇五年になってアインシュタインが登場し、エーテルが破った相対論を回復した。光という電磁波の運動についても相対論を考え、その結果矛盾は一挙に解決されたのです。ガリレオが「それでも動く」といい、エーテルで一度頓挫し、それをアインシュタインが回復したのでした。

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