雑学まとめ

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エーテルの性質を調べるための実験をする場合

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エーテルの性質を調べるための実験をする場合、真空中で実験できればいいわけですが完全な真空というものをつくることは実際不可能で、どうしても空気がある。するとそこで、空気の影響はどうかということを考えなくてはならなくなります。こうして、問はどんどん複雑になっていた。

ローレンツとかポアンカレとか、当時世界的に知られていた大学者が、その問題をリードして考えていた。この物理学の難問に取り組んでいた。ところがそういう人たちの取り組み方は、たとえばエーテルというものは存在するとまず考える。ニュートンの力学にのっとって説明しようとする。面倒なもののつじつまを合わせようとするのですから話はどんどん複雑にならざるをえません。

複雑なことをちゃんと考えていくには、いろんなことを知らなくてはならない、そこで複雑になるこのように、当時一流と言われたプロフェッショナルの学者は自ら複雑にした問題に正面からぶつかって悩んでいた。

アインシュタインはどうだったのか

アインシュタインはどうだったのか。アインシュタインは、物質の中を光が進むからどうだこうだというようなことに目を向けるのではなくて、いちばん根本にある時間とか空間とかの考え方をコロッとかえれば、物理の面倒で複雑なごちゃごちゃしたことを知らなくても、あっという間にその謎は解けるという形で解決する。結論から言えば非常に単純明快に考えたのです。その意味ではコペルニクスと通じるものがあります。

どうして、アインシュタインが一挙に解決できたのか、その秘密は若さにあったと思います。物理学の研究に入りたてであったということがむしろ幸いしている。アインシュタインは晩年に、論文以外にもたくさんの随筆を書き残していますが、その中で「自然は単純であり、かつ美しい。それがひとつの基準となるべきだ」ということを盛んに言っています。この信念が謎を解決させた要因であると言っても過言ではない。

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