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動物の群れを追いたて制御する力

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牧羊犬の遺伝的プログラムは、群れを追いたてることである。オオカミは動物の群れを少しだけ正面から追いあげては退却する、という動作をくり返す。動物を思いどおりの方向へ追いたてるために、瞳や横腹に一瞬牙を立てたりもする。牧羊犬も自分の群れの動きを制御するために、同じ手段を使う。この行動に関するおかしな例として、ベルギー産の大型犬でウシの番をするブービェ・デ・フランダースにまつわる話がある。ラッキーはしじゅう大統領を追いたてようとして瞳に噛みつき、一度などは血まで流れる始末だった。

問題のブービエ犬ラッキーは、アメリカ大統領に就任したばかりのロナルド・レーガンに贈り物として届けられた。彼女はまた大型の牧羊犬が思いどおりの方向へ群れを導くときによくやる動作で、レーガン夫人にも体当たりをくれた。農場では政治家ではなく、家畜を思う存分かり集めたにちがいない。

オオカミの群れには

大統領夫妻が犬にかり集められる姿が新聞に載るのもいささか具合が悪い、というわけで可愛がられてはいたが、ラッキーはカリフォルニア州サンタ・バーバラの農場へ送られることになった。オオカミはバッファローやカモシカ、シカの群れを動きのとれない崖や川岸へ追い込むすべを心得ている。逃げ道をふさいでしまえば、群れを分断し一頭を孤立させるのも簡単である。

オオカミの群れには、学者のあいだでは、第一位(アルファ)、のオオカミと呼ばれるリーダーが必ず存在する。リーダーは群れの動きを先導しコントロールする。それによって群れに統制が保たれ、優れた狩猟集団となるのだ。そしてメンバーはリーダーの動静を注意深くうかがい、その指図に従う。牧羊犬にとって、羊飼いは明らかに第一位のオオカミである。牧畜羊犬の行動を導く遺伝的指令の最後は、オオカミが生得的にそなえている社会組織に関わっている。羊飼いは牧羊犬の服従・作業知能を利用して、犬の本能的行動パターンを制御することができるのである。

-ペット

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