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ファッション

動物愛護かファッションか

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自分を穏健な毛皮反対派だと思っていたファッション・ヴィクティムたちは、突然、ファッションに従うか良心に従うかという難しい選択を迫られることになったが、多くの場合はファッションが勝ったのだった。
スーパーモデルのナオミ・キャンベルは、一九九〇年代初期に動物愛護団体動物の倫理的処遇を求める人々の会(PETA)のスポークスウーマンだったが、今では毛皮を着て公然とPETAを批判している。一九八八年には、アメリカ国内に一〇〇〇以上のミンク農場があったのだが、九七年までにはほぼ半減している。

しかし、一九九〇年代の終わりにブームが復活し、毛皮はコートだけでなく、服から靴に至るまであらゆるものの装飾品として、数多くのファッション・ショーに登場するようになった。ファッションは、常識を失わせてしまう。私たちを洗脳して道徳上の確信を揺るがす妖しい能力も持っている。一九八〇年代に毛皮人気が落ち込んだのは、もちろん、動物愛護活動家が毛皮愛用者を攻撃したせいもあったが、実は単に毛皮がはやらなくなったという部分が大きかった。

通常のアパレルに比べて二倍の伸び

市場調査会社NPDグループによれば、通常のアパレルに比べて二倍の伸びだということだ。動物愛護かファッションかという論争は、近年泥仕合の様相を呈してきた。レザーの方は畜産業の副産物がほとんどなので、これまで毛皮ほど論争の的にはならなかったけれども、最近ではこちらも例外ではなくなってきた。二〇〇〇年、PETAのメンバーたちはGAPを説き伏せ、インドで残酷に殺されてブラック・マーケットに出回る牛の革の使用をやめさせた。

毛皮は素敵だと宣伝されればされるほど、不適当な手段に頼って、心の底では悪いと信じている行動を正当化してしまうファッション・ヴィクティムが増える。毛皮反対派は抗議をエスカレートさせ、毛皮農場や関連ビジネスを襲撃して何百万ドル相当の損害を与えている。しかし、そうしたショッキングな話は毛皮擁護派に与するばかりであり、こちらは何百万ドルもかけたPRやマーケティング・キャンペーンを展開して公衆の支持を得ようとしている。

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