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心理学

そうなのよと断定的に言われると本当にそうだとみんな信じ込んでしまう

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何となく見抜いたX課長は、それとなく若い人に「あんまり安心しておしので、A子さんのパーソナリティのどこにその小さな狂いがあるのかは、なかなかつかめないでいる。有能な職場の女ボスであるA子さんの周りで、ときどき秘かに、その裏話の世界で生じる波紋は、いつもA子さんが発信源なのだが、それに巻き込まれた人々は、A子さんは親切にめんどうを見てくれるよい人で、トラブルを起こしているのは自分たちだと思ってしまう。

「そうなのよ」、「こうなのよ」と断定的に言われると、本当にそうだとみんな信じ込んでしまう。こわさはまさにこの点にある。それだけに、たとえミクロであってもーいや、ミクロなだけになかなかつかめないこのような微妙な心の狂いを持つ人に、安心して近づいたり、秘密を語ったりすることはそれなりの危険を伴う。どんな噂をつくり出されるかわからない。

どの家庭にも職場にも、こうした憶測をまるで事実のように思い込んで、それを前提にした噂話に花を咲かせる人がいる。被害に遇う人が次々にあらわれ、秘かなトラブルが繰り広げられる。周りから思いやりがある、寂しがりと思われているお母さんの中に、実はこのA子さんタイプの思い込みがしばしば見られる。

A子さんとの間でも

A子さんとの間でも、しばしば職場でこうした微妙な食い違いが秘かに起こっているのだが、よほどこちらがきめ細かくお互いの気持ちの流れをたどっていないと、この食い違いはとっさのことなので、そのまま見過ごされてしまう。次郎は連休を使ってやっとたまった仕事を片づけてホッとしていた。ところが、A子さんは、「まあ、連休までこき使われてほんとにみじめだね」と言う。

息子が徹夜してやっと労作を仕上げていい気分になっていた。そこにお母さんが来て、「疲れているねえ、無理をしてほんとにかわいそうだったね」と同情する。同情された息子には奇妙な違和感が起こる。息子は自分では「かわいそう」どころか、とてもいい気分になっているのに、「かわいそう」はお母さんの思い込みなのじゃないかと言った。

-心理学

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