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環境問題

ダイオキシンとはいったい何か?

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ダイオキシンは一種類の化学物質ではなく、大きく八つに分類され、七五もの種類(異性体)があります。これらを総合してダイオキシンと呼んでいます。ダイオキシンでは、水素原子が塩素原子と置き換わっていますが、いくつの原子が置き換わったかということによって、八つの種類にわけられているのです。

ダイオキシンというのは、「ポリ塩化ジベンゾパラジオキシン」(PCDD)の略語です。ダイオキシンは比較的簡単な形をしています。二つのベンゼン環鶴の甲)が二つの酸素と対面し、そのベンゼン環の水素の多くが塩素と置き換わっているという基本構造をもっています。

塩素に置き換われる水素原子は全部で八つありますが、八つすべてが塩素に置き換わったものから、一つだけが置き換わったものまであるので、全部で八種類になります。さらに、塩素原子が水素原子と置き換わるパターンが全部で七五通りわかっています。

ダイオキシン類は非常に安定した化合物

ダイオキシン類は非常に安定した化合物で、水には溶けませんし、気体になりにくく、熱にも強い。2、3、7、8ー四塩化ダイオキシンは、七五度以上にならないと分解しません。その上、酸やアルカリにも強く、微生物による分解もなく、光で少しだけ分解されますが、その分解速度は遅く、半減期は土壌中で一〇〜一二年にもなります。けれども、ダイオキシンは脂肪や有機溶媒によく溶けます。脂肪に溶けやすいということは、人間その他の動物の体内に蓄積しやすいということです。

ダイオキシンの中で、もっとも強い毒性を持つのは、2、3、7、8ー四塩化ダイオキシンです。これは、2、3、7、8の位置の四つの水素が塩素と入れ替わっているという意味です。また、ダイオキシン類という場合には、ダイオキシンと毒性・性質の似ているポリ塩化ジベンゾフランとコプラナーPCBを含めます。ただし、日本の行政上では、ポリ塩化ジベンゾフランとコプラナーPCBは、ダイオキシンとしてはあつかわれていません。

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