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環境問題

ダイオキシンが噴出して周辺を汚染する事故が起った

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日本では、一九七一年まで、森林に、2、4、5ーTが散布されていました。この危険な除草剤を、林野庁は、セメントに混ぜて山林内に埋めるよう通達を出しました。その全処理量は二七トンになりました。なかでも、岩手県には六トンも埋められており、安全性が懸念されていました。

ベトナム戦争後、当時の除草剤2、4、5ーTなどには、副産物として三ppm程度の2、3、7、8ー四塩化ダイオキシンが含まれていました。アメリカでも、ベトナム帰還兵の健康障害、その子供たちに奇形が頻発するなどの問題があきらかにされました。

一九七六年七月、イタリアのミラノで、2、3、7、8ー四塩化ダイオキシンが噴出して、周辺を汚染するという事故が起こりました。一五分後に噴出は止まりましたが、安全弁から二五〜三グラムの2、3、7、8ー四塩化ダイオキシンが放出されたと推定されました。このような大事故にもかかわらず、工場の担当者や地元の当局は何の緊急措置もとらなかったため、被害はいっそうひどくなりました。

もっとも汚染のひどい地区は

深刻な汚染が引き起こされていることがわかったため、イタリア政府は汚染がひどい、工場の南東部七〇〇メートル以内の住民を避難させました。その中でももっとも汚染のひどい地区は、一年間の居住禁止措置がとられました。

2、3、7、8ー四塩化ダイオキシンが流出した事実が発表されたのは、事件発生後二週間めになってからでした。しかし、事故二日後には子供に塩素ざ癒(皮膚炎)の前駆症状が現れ、六日めまでに一二人、八日めには一四人の子供が入院しました。また、三日めには動物が死に、植物が枯れ始めました。

これらの地区では、ウサギ、アヒル、ニワトリのような小動物が連日死亡し、その数は事件後三カ月で三二八一匹にものほりました。大型の家畜も、ウシ六頭、ウマ二頭、ブタ三頭、ヒッジ一頭が死んだため、汚染地区で飼われていた家畜は殺処分されました。

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