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環境問題

ダイオキシンによる内分泌かく乱作用

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アメリカ北部のスペリオル湖、ミシガン湖、ヒューロン湖はダイオキシン類に汚染された湖として有名です。これらの湖にすむミミヒメウという鳥は、その湖の魚を食べていますから、ダイオキシンに汚染されています。この鳥が産んだ卵は、殻がやわらかく、親鳥が抱くと殻が壊れてしまうほどです。これは、親鳥の体内で卵ができるとき、殻にカルシウムが十分に沈着しないために柔らかくなってしまうのだと推測されています。

ガンによる死亡は、ダイオキシンに被曝してから二〇年後に増えることが指摘されています。ダイオキシンはガンを発生させる化学物質ではなく、ガン化した細胞の増殖を促進する物質だからです。乳ガンや子宮ガンによる死亡率が減っています。これは、ダイオキシンに、女性ホルモンを分解したり、女性ホルモンの作用を弱めたりする働きがあるためと考えられています。

汚染地帯では、男子より女子の出生率が高いことが示されており、これから見ても、ダイオキシンが内分泌搬乱物質であることが示唆されています。

母乳を通して赤ちゃんに移行します

ダイオキシンはまた、母乳を通して赤ちゃんに移行します。母親が摂取したダイオキシンは、脂肪組織に蓄積して、母乳の中に入ります。母乳には脂肪がたくさん含まれていますので、女性が一人の子供に半年間母乳を飲ませると、母親のもっているダイオキシン類の四〇パーセントが、一年間のませると六〇パーセントが赤ちゃんに移行するといわれています。

女性ホルモンが少ないとカルシウムの沈着が少なくなります。ダイオキシンが、ミミヒメウの女性ホルモンを低濃度化したために、殻がやわらかくなったと考えられる。ダイオキシンは雌の個体ばかりでなく、雄にも作用します。2、3、7、8ー四塩化ダイオキシンを投与すると、サル、ラット、マウス、モルモット、ニワトリなど、多くの動物で精巣の機能が減退したという報告があります。

また、ペニスなどの外部生殖器も小さくなります。生殖毒性は個体の数の減少から、種の絶滅まで、生物の存続にとって特に重要な問題ですので、早急な対策が必要です。

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