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医療

大学病院は研究をするところで臨床は周辺の病院で学べばいいという意見

投稿日:2014年11月20日 更新日:

大学病院は研究をするところで、臨床は周辺の病院で学べばいいという意見もある。この考えは一部の医者に根強く残るものだ。このような臨床軽視、研究至上主義が現在の大学病院の状況を作り出したといえる。大学病院が医学教育機関であるということを続けようとするなら、臨床教育機関であることも、もう一度考え直す必要があるのではないだろうかという意見は多い。せっかく意欲を持って卒業していった若い医者を受け止めるだけのものは、現在の大学病院のシステムにはないのが現状のようだ。

アメリカの医療制度がすべてうまく行っているわけではないが、こと医者の教育という面では、つぎ込まれた資金にしても、圧倒的に差をつけられてしまったらしい。日本の軟弱な研修医制度は、ほとんどが安い労働力を大学病院に供給するシステムとなっているにすぎない。そんな環境のなかで臨床を学ぶことは、ただ単に医局という階層組織でどうすれば生き残っていけるかを垣間見るだけになってしまう。

自分たちの勢力を広げる兵隊にすぎない

医局にとって研修医は、自分たちの勢力を広げる兵隊にすぎないという。医局はその臨床技術を教えながら、次の医学研究者も育てる必要があるが、とてもそんな状況ではない。その結果が、現在の日本の医学研究がなかなか世界に通じない、一つの原因となっているようだ。

研修医がそのことを次第に自覚するようになると、高尚な理想を掲げ、医者になった人でも、その落差にやる気を失うことになる。人によってはそこで日本の医学教育システムに嫌気がさし、海外へ出て行く医者も多くなった。実際、アメリカの医学教育のシステムは、日本のものと比較すらできないほど、先を行っている。その結果が医学研究で大きな成果を上げることに結びついている。研修医は学ぶ側と見なされるために、彼らの意見が医局で通ることはなく、ましてや大学病院の教育システムを改革することはできない。卒業後の医学教育システムを改めない限り、日本の医療の本質的な改革、患者のためのよりよい医療などというものは実現しようはずもないのである。

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