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医療

大学病院から赴任してきた医師の手術の腕前やいかに!?

投稿日:2015年5月8日 更新日:

週に一度、学位論文のまとめに大学へ行くときに顔を合わす程度だった。やはり、医師が自分の研究を進めるには、できるだけ多くのオペを経験し、現場の外科医療の知識を入手する必要性があるらしい。外科医のC医師が勤めるB市中病院に、かつて大学の医局時代に同期だったA医師が赴任してきた。同期といっても、C医師はその後は大学の医局に残らず、すぐに系列のB病院に出たので、実はA医師とはあまりつき合いはない。そもそもC医師が医局を出るのを希望したのは、論文作成のためでもある。

一方、A医師はそのまま医局に残った。苦難の研修医時代も、持ち前の調子のよさでヒョイヒョイ切り抜け、ようやく一人前の医者として責任も出てきた3年目、そろそろ外の空気も吸って来いと教授に言われ、ようやくこの春B病院への赴任が決まったわけである。虫垂炎は一般外科の手術の中でも、最径へルニアなどと並んで初級クラスの部類に入る。A医師が赴任後初めて執刀するオペの日。といっても手術はごく単純な虫垂炎、つまり世間でいう盲腸である。だがまあ、そんな小さな手術のしかたでも、あのA医師なら多少違うかもしれないと、期待をもって第一助手を引き受けた。

A医師のお手並み拝見

3年間大学病院でキャリアを積んできたA医師のお手並み拝見、と半ば楽しみにしていたC医師はなあんだ、ただの虫垂炎かと少々がっかりだが。ところが、案に反して、A医師、ものすごく手際が悪いのである。その上いちいち、あ、しまったあ、違うと、ウカツに声を出す。つられてこっちも、バカ、そこじゃないよなんてつい言ってしまう。まったく冷や汗ものの50分間であった。なんだよ?、コイツは。なに勉強してきたんだよお心の中で悪態をつくC医師に、手術室から出てきたA医師、いやあ、実はアッペはやったことないんだよねと、明るく一発。

あげくの果てには、局部麻酔の患者にまで、ホントに、僕の手術大丈夫ですかねえと、頭の上から声をかけられる始末。確かにアッペ(虫垂炎)ぐらいの患者は大学病院には行かないのかもしれない。それにしても。よし、この次はでっかいマーゲン(胃の手術)見せてもらおうかと反省の色まったくなしで妙に燃えるA医師。外科手術は盲腸に始まり盲腸に終わる、というが、大学病院の始まりは、どうやら違うらしいのである。

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