哲学入門

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死が怖い!と叫んでも

ジャーナリズムとは、どんなテーマでも商品として流通すれば、それで基本的によしとする世界です。内容ではなくその商品価値が重みをもってくる。ですから、こうした世界に長く住んでいますと、完全に感覚がおかしくなってきます、とある […]

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繊細な精神とは人間一般を抽象的に見る眼ではなく

繊細な精神とは人間一般を抽象的に見る眼ではなく、個々の人間を見る眼を備えた精神であり、具体的に分け入れば分け入るほど、割り切れなさをごまかさない態度を保持することはたいへん難しい。どんなにしぶとい人でも、つい割り切ろうと […]

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パスカルは幾何学的精神と繊細な精神とを唆別

パスカルは「幾何学的精神」と「繊細な精神」とを唆別しております。前者は漠然と字面からもわかるように、まず正確に基本的概念を定義して、明確な原理(公理)を確定し、その原理から次々に定理を導き、こうして単純かつ明断な概念の推 […]

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哲学が大学からなくなることになってもいい!?

イギリスのインド支配を研究することやワインの香りを識別すること、宇寅や生命の起源を探ること、物質の究極構造を探究することですら厳密には「自分のため」の仕事ではないからです。それは「この私」という謎にグサリと切りこむのでは […]

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大学教授先生の仕事

若い大学の先生には声を限りに訴えたい。大学はすべて自分のために利用し尽くしなさい。そして、「いかに憎まれてもいいからー大学内の雑用はなるべくやめなさい!学会にしても同じこと。学会の事務局とか、総会の準備とか、論文審査とか […]

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もうすぐ死んでしまうあなたは

幸いなことにーあまり社会的に有益な仕事をしていないので、自責の念は少ないのですが、それでも時折は大学教授という職業が嫌になることがある。世間から半分隠れた大学という場(研究室)は「エピクロスの園」として、半隠通にとってさ […]

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私という個物が死んでしまえば

世の中には、「私」という個物が死んでしまえば、「私」こそさまざまの個物と出会う窓なのだが、それがなくなってしまうのですから、個物はことごとく消え去り、あとは自分の葬式であろうと、孫の成長であろうと、一世紀であろうと、人類 […]

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究極物質の方向に個物を求めても無駄のよう

眼前のコノ色は独特の色ですから「コノ色」と呼ぶしかほかない。しかし、はたしてその独特の色Xがなまのまま実在するかというとこれも怪しい。なぜなら、Xを「紫に近いくすんだ赤っぽい色」とか言うことができるかぎり、私はXをやはり […]