哲学入門

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大学で教職員のコンパ

私の大学で教職員のコンパがありました、というある先生。さまざまな学科の壁さらに教官と職員との壁を越えて「親睦」を結ぶための会です。私は様子を見るために参加しましたが、始まるや否や「来なければよかった」と後悔した。中年や初 […]

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道徳について語ること研究すること

道徳について語ること研究することは、いったん自分の生活を棚上げしてなすようなことではない。それはどこまでも、たった今のこれまでの自分の生き方とびっしり結びついていなければならない。 道徳的に道徳について語ろうとするなら、 […]

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モラリストと人々

追憶というアメリカ映画。ハベルとケイトは大学の同級生。卒業後一人はあるパーティーでばったり出会い、たがいに惹かれるものを感じて交際する。だが、つねに社会的弱者に眼を注ぎ、権力の不正につっかかってゆく彼女のゴリゴリの正義感 […]

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日常生活を粗末にしすぎる人々

助手のとき、ギリシャ哲学の先生に、先生、アリストテレスの形相には行為の「かたち」も含まれるのではありませんか?泳ぐことを成り立たせている「かたち」は原因の一つとして形相因と言えませんか?と必死の思いで質問したのですが、な […]

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太宰治のようにモラル観の強い人は

太宰のようにモラル観の強い人は、自分が書くことはどうにか許せても他人が書くことは到底許せないに違いない。まして、どこの馬の骨ともわからぬ新進作家ともなれば、その全身から発した「あなたが嫌いです」という言葉でさえ、ニヤニヤ […]

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ものを書く人

もの書く人である太宰は、もの書かぬ人の全身を使っての抗議に、ただ頭を下げるだけである。もの書く人太宰は、もの書くことの「正義」という名の不正義を知る数少ない作家である。だから、もの書かぬ人の乱暴狼稿にも文句をいわない。文 […]

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ものを書く人はそれだけで不正義である

作家の高橋源一郎は、太宰治の短編、親友交歓によせてこの問題を見事に分析している。流行作家になった太宰治を小学校の同級生である農民が訪ねる。その男は上がりこむや、酒を飲ませろ配給の毛布をくれおまえの作品はつまらない等々、せ […]

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有名人扱いされることを激しく嫌う

権威があると見られているどんな精神でも、まず第一におのれを人に知らせるという過誤を犯している、とある専門家は語る。彼らはむやみに腰が低く、有名人扱いされることを激しく嫌う。「先生のお写真新聞で見ました」とか「今度のご本た […]

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人はものを書けば書くほど考えなくなる

読者におもねる態度などつゆ見せず、西田幾多郎の善の研究や宮沢賢治の銀河鉄道の夜や神谷美恵子の生きがいについてのように、どこから見ても清潔な誠実な態度に貫かれた本を書けばよいのでしょうか。いや、仮にそうした本を書ける人がい […]