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医療

病院で予約システムを導入した場合のデメリット

投稿日:2015年1月22日 更新日:

病院はなぜ完全予約制の外来にしないのか?ある医師の話。「実は完全予約制の外来も何度となく考えてみましたが、次のような問題点を生じるのです。

実際、完全予約制の病院で予約外に受診した場合、専門外の先生に回されたという患者さんからの苦情も聞いています。また新患として予約の電話をいれたところ、あなたの診察は一二か月後ですと言われてしまったなどという問題も起こります。現実的には、再来患者さんを診ながら、私一人で一日一四人までの新患を受け入れていたことがあります。しかしその数を越える場合や来院された時間が受付終了時刻ギリギリという場合は出直してもらうということも起こっていました。

一日の新患数を二、三人に区切ってしまったら、それ以上の新患の方には出直してもらわねばなりません。
救急車で来るほどでもないが、予約日以外にちょっと診てもらいたい。このような希望はかなえられなくなります。初めて病院を訪れた患者さんの場合や他科からその日のうちに紹介があった患者さんの場合も同様です。
完全予約制を導入しますと、現在かかっている患者さんの待ち時間は確実に減少すると予想されます。しかし、患者さんの病状に急な変化が生じ、予約外に受診された場合はどうでしょうか。

一人の医師の診察できる許容量を越えたら

ですから、私自身も今の体制でよいのか、完全予約制や新患のみ予約制がいいのか、判断に困っていました。しかし、平成九年一月から六月までの半年間、週に一度、地元新聞に連載する機会を得ました。

新聞の反響は予想をはるかに越えてすごいものでした。心療内科外来の電話が鳴りつ放しとなり、その対策のために一人のカウンセラーが業務を止め、電話対応係りとなったほどです。

新聞連載中はどんどん予約が増加し、受診待ちの予約患者数は約五〇〇人にもなりました(予約が解消するのに約二年半を要しましたが、現在はそんなに混んではいませんので念のため)。再来五〇人以上の予約の上に、新患さんが二五人窓口に並んだ日もありました。直接病院を訪れた方を含めますと、一か月分の新患が一日に受診された感じでした。申し訳ないと思いながらも出直していただきました。

そこでこの予約の問題に結論が出たのです。一人の医師の診察できる許容量を越えたら、予約制の導入しか道はないということです。

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