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医療

病院の待合室にやってきた手ごわい常連

投稿日:2015年5月26日 更新日:

ある民放キー局のすぐ近くにある、T大学病院。場所がら、ここは芸能人の患者も多い。昼間は彼らも他の患者さんの手前、なるべく目につかないように気をつかっているようだ。10~20代の若いタレントの中には、夜間の病院も昼間のテレビ局前も、同じものだと思っている人がいる。

おタマばあちゃんが当直の看護婦相手に待合室で無駄話をしていたとき、某有名歌手のKが入って来た。暮れも押し迫ったある晩、T大学病院の深夜の常連であるおタマばあちゃんがやって来た。寝入りばなに決まって持病のリューマチが痛くなるおばあちゃん、週に1度は孫の運転する車で救急センターを訪れるのだ。

病院側も、できるだけ人目につかないよう配慮することにしているが、夜はけっこう堂々としたもんだ。薄暗い深夜の待合室で、おばあちゃんと向かい合わせの席に座ったKは、おもむろにレイバンのサングラスをかけたまま週刊誌を読み始めた。そのキミョーな姿をしみじみと見すえて、おばあちゃんがKに一言。「あんた、なんでこんな夜中に黒メガネなんぞかけているのかね」Kはちょっとこっちを向いたが、聞こえないフリを決め込んだ。

追い討ちをかけるように

そこへ追い討ちをかけるように、おタマばあちゃんの芸能レポーター顔負けの質問攻めがはじまった。さすがにだんまりを決めこんだKの顔面にも、だんだん焦りといらだちの色が見えてきた。「あ、そうか、あんたヤクザさんかね。だけども、そのまんまじゃ本は読めないだろうがね」Kはひたすら週刊誌に顔をうずめて、無視した。それを見ておばあちゃん、妙な顔で「へンな子だねえ?」とつぶやくが、ふと気がついたように、今度は、こ「ああ、目が不自由なのか、気の毒じゃねえ、若いのに」と、言いだす始末。

Kがまわりの好奇の目に耐えられなくなって、とうとうサングラスをはずし、沈黙を破ろうとした。なにしろこのおばあちゃん、ものすごく声が大きいのだ。その瞬間、「おタマおばあちゃ?ん」と、診察室から看護婦の呼ぶ声がした。

「はあい」と元気よく返事したおばあちゃん、Kのほうを振り向いて、「かわいそうに、耳まで遠いんか」いかにも気の毒そうに、そう言い残しておばあちゃんは去っていった。けれども周囲の視線はKに釘づけのままである。おタマばあちゃんが彼のことを知ってるはずもないのに、真夜中にサングラスをかけたままの、無言のタレント。その姿はたしかにマヌケであった。

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